2005-10-30から1日間の記事一覧

三島由紀夫『春の雪』〜遺作にただよう爛熟の気配

読みすすめる度に溜息がもれる。そういう小説家ってそういない。すでに高校や大学でも、いくつかの三島作品を読んで、その天才ぶりには感嘆させられていた。が、自分がかりそめにも文章を書いて生活するようになって、改めて読み返してみると、より惚れぼれ…