2006-02-16から1日間の記事一覧

角川春樹獄中俳句『海鼠(なまこ)の日』〜ひりひりと火傷しそうな唄ばかり

透明度の高い波打ち際などで、天気のいい日に腕を水につけてみる。すると、水面の揺れに呼応して、自分の手がゆらめき歪む。俳句という形態は、あの感覚に似て、見慣れた言葉の姿をねじり、のばし、底を抜き、まるで別物へと変容させてしまう。そんな当たり…