2006-04-19から1日間の記事一覧

武田徹著『「隔離」という病い―近代日本の医療空間』

ハンセン病患者の隔離政策の下、日本各地に生まれた療養所と、大東亜共栄圏の出発拠点となるはずだった満州国。どちらも一見、風光明媚な場所に作られていながら、実際にはそこで暮らす人たちの暮らしの質は一切考慮されていなかった――その天と地ほど出自の…