2008-07-10から1日間の記事一覧

大島弓子『グーグーだって猫である』(第1巻 角川文庫)〜隙間たっぷりの生老病死

穏やかな昼下がり。レースのカーテンが、いくらかの日差しと風をはらんでしずかに揺れる。この本には、そんな余白がふんだんにある。読みながらどんどん力がぬけていく。 ひさびさに大島さんの漫画を読んで、サバと大島さんの日々を淡々とつづった過去の作品…