米づくり

約300キロの脱穀完了!

「う〜ん、だだちゃ豆より、味が濃くておいしいね」 田んぼから戻ってきて、初収穫した地大豆(小糸在来)をさっそく茹でてみた。それを味見した奥さんの一言に、おもわずニンマリ。 だからさぁ、日本には300種類の地大豆があると言われていてさ、戦後、…

稲刈り体験(2)

たかが藁(わら)、されど藁。 刈り取った稲の束を高さをそろえて藁でしばる。竹で組んだおだに稲束をかけて天日干しするためだ。竹は、地元の農家さんと休耕田を借りている僕たちが、月1回、田んぼ周辺の里山を守るために伐採してきたもの。いわば、ゼロ・…

稲刈り体験(1)

左手親指と右手薬指の腹側の、赤い内出血跡がようやく消えた。 そう思ったら、今度は左手中指の爪が赤黒く染まりだした。それらが生まれて初めての稲刈の記憶。 左手親指は、黄金色に育った稲を刈りとろうと、数束をまとめてつかむときに一番力が入っていた…

みのれ〜ず通信―2種類の地大豆を植える

雑草とりのときの身のこなしが軽く、そして速くなってきた。今日初めてそれを実感した。走りはじめて身体が重いときにも、走っているとふいに加速する瞬間がある。あれと同じような心地よさ。なんでも反復することで、レベルは別にして、身体の使い方が洗練…

みのれ〜ず通信( )〜蛇走る6月

雑草抜きの手を休め、頭上の空をあおぎ見る。 さっきまで水田に映っていた以上に藍まじりの青と白の、きっぱりとした対比。梅雨時前の、さわやかな空気と日差し。 これぞ、絶好の雑草取り日和だ。田植え時にはあれほど騒々しかった蛙たちは、もう発情期を終…

みのれ〜ず通信(1)田植え体験

田植えのため、前日夜、千葉県匝瑳市に入る。 翌朝7時起きで、9時からの田植えの前に雑草抜き。今回で3回目だが、抜いても抜いても伸びてくる雑草の生命力にうんざりさせられる。 同時に、その太い根の下をまさぐり、引き抜きながらふと思う。 自分の片意…