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エレファントカシマシ「ココロに花を」〜男臭いエレカシワールドはやっぱりエエわ!

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ひと仕事を終えて、夕方から筋トレ。いつもハイになるBGMを流しながらやっている。今日はひさしぶりにエレカシの「ココロに花を」をチョイス。いやぁ、今日の大空高く上っていくような宮本のヴォーカルはやっぱりエエわ。この歌声のケレン味はオンリーワンや…

アジアンカンフー・ジェネレーション『ファンクラブ』〜切り口の尖った針金のかがやき

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正月に観た映画『鉄コン筋クリート』のエンディングで流れた、アジカンの歌がカッコよかったから、一度CDを聴いてみたかった。身体はともかく、心は時にメタボリック気味だったりするぼくにはクるな、ガラスの破片みたいに鋭利で濃密な詩、いたずらにバラ…

JB逝去・大雨のソウルFM〜赤坂泰彦「オール・ザット・レディオ」(東京FM午前11時から午後1時)

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「映画『ブルースブラザース』の中で、JBだけは唯一撮影時に実際に本人が歌ってるらしいんですね。俺はいつも必ず同じには歌えないからってJBが言ってね」 そうDJは話す。通常は映像に合わせて音をかぶしていくのに、JBの歌に合わせて映像にするのに…

『夜空ノムコウ』でのぼくのサビ部分

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ピアノが弾ける人にとっては取るに足りないことかもしれない。 だが、初心者のぼくにとっては大きな発見だ。ひとつの曲として聴く分には、 あれから ぼくたちは 何かを信じてこれたかなぁ 窓をそっと開けてみる 冬の風の気配がした あたりが、せつなくて苦い…

『夜空のムコウ』が弾けた

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キーボードを買った動機のひとつが、『夜空のムコウ』が弾き語りできるようになりたい、だった。昔、ジャズシンガーの綾戸智絵さんを取材した際、ライブで何度か綾戸さんの『夜空のムコウ』に痺(しび)れたから。元々、スガシカオさんの作詞作曲も素晴らし…

宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』〜見慣れた日常に詩情を打ち立てられる彼女のカッコよさ

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この人の歌の転調の仕方ってすごい。もう海辺に打ち寄せる波が逆巻いたり、ぶつかり合ったり、跳ねたり、飛び散ったりするみたいに、彼女は歌う。今回のアルバムは、とりわけ旋律をはみ出すような彼女の歌声が耳に残る。 十時のお笑い番組 仕事の疲れ話して…

ビリーホリディ「レディ・イン・サテン」〜越年して聴こえて来た歌

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年越ししたら、なぜか聴こえてくる歌というのがあるんだな。しかも新年早々に。 去年の春ごろ、吉祥寺に出かけたとき、プラッと入ったタワレコで買った一枚。だけど帰宅して聴いてみると、その声がずいぶんと干からびていて最後まで聴けなかった。ストリング…

アート・ペッパー『ミーツ・ザ・リズムセクション』

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最近、CS放送の音楽100チャンネルで気に入って、MDに落してよく聴いているのが、この一枚。かなりのへビィ・ローテーションだ。とりわけ2曲目の「レッド・ペッパーブルース」がカッコイイ。音と音の隙間でこそ聴かせるっていう感じがいい。文章でい…

秋めいた週末の安息感を高めてくれる、アン・サリー『ムーン・ダンス』とブルー・ミッチェル『ブルース・ムーズ』

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せっかくの週末に原稿書き。しかも書き直し作業ということで、滅入りそうな気分を少しでも高めるために、近所のツタヤで、原稿書きがはかどりそうなCD二枚をレンタル。 まずはアン・サリー『ムーン・ダンス』。ボサノバ・ポップス・日本の懐メロ・サンバと…

アン・サリー『day dream』〜ミルク・ティーですごす日曜の午後にこの一枚 

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CDの前半は、歌の上手い女性だなぁ程度の印象だった。それが6曲目の『三時の子守唄』で一変した。ぐいっと襟首をつかまれて、その歌の情景の中へ、さらには自分の色あせかけた記憶へと連れていかれた。 それは中学生の夏休みで、クラブ活動をおえて家に帰…

ジャック・ジョンソン『on and on』〜肩の力をぬいて、喜怒哀楽をキレのある球みたいに投げ込む術を

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オン・アンド・オンアーティスト: ジャック・ジョンソン出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル発売日: 2003/06/19メディア: CD クリック: 6回この商品を含むブログ (28件) を見る 仕事がひと区切りついたので、散歩にでかけた。午後6時半頃、西…

ジョニー・グリフィン『ザ・コングリゲーション』〜昼下がり、明治通りの喧騒を招き入れてなお光るテナー・サックス

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「この、微妙に音を外してるテナーサックスの旋律って、確信犯的なヘタウマな感じで、心ひかれちゃいますね。誰の、なんていうCDですか?」 そう、ぼくがきくと、長い髪を後頭部でまとめた、日焼けした50代風の店長は、あっそう、これ、名盤っていわれる、…

菊池成孔『DEGUSTATION A JAZZ』〜菊池成孔(なるよし)をたどっての千鳥足あれこれ

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Degustation a Jazzアーティスト: 菊地成孔,カヒミ・カリィ,ハン・トンヒョン,UA,大森百恵出版社/メーカー: イーストワークスエンタテインメント発売日: 2004/04/07メディア: CD購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (94件) を見る「菊池成孔ってサ…

エミネム「ザ・マーシャル・マザーズ」〜勅使河原蒼風の書から見えてきた、何かを表現せずにはいられない荒ぶる魂

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右の勅使河原蒼風の書「萬木千草」を見たとき、直感的にエミネムの「ザ・マーシャル・マザーズ」がわかった。この書のほとばしりこそ、エミネムがラップで表現しようとしているものだと。時間もフィールドもこえて、蒼風とエミネムがオレの中でつながった。 …

オーティス・レディング「ザ・ベスト・オブ・オーティス・レディング」

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リスペクト ?ヴェリー・ベスト・オブ・オーティス・レディングアーティスト: オーティス・レディング出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン発売日: 2000/12/20メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 少し迷った。2枚組約40…

筑紫みずえさんと昼食

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(株)グッドバンカー社長の筑紫さんと、ランチをご一緒する。今度、田町「ヌースフィア」で予定しているトーク&ディナー企画の打ち合わせをかねて。 先日、日経新聞の取材を断ったのに、最後は「取材をうけてもらわなくても、記事なんて書けるんですからね…

ソロモン・バーク「メイク・ドゥー・ウィズ・ワッチュー・ガット」〜子供21人の69歳の歌声

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昨日のつづき。高校時代の友人とブルース映画を観た後で、ホルモン焼き屋でお腹をふくらせてから、渋谷タワレコへ。狙いは「ライトニング・イン・ア・ボトル」で、B.Bキングをしのぐ存在感を見せていたソロモン・バーク。だって、みんな楽器持ってステージに…

オーティス・レディング『Good to Me』〜「上手な歌なんてクソ食らえだ!」とはっきりと聴こえる

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Good to Me-Live at the Whiskey 2アーティスト: Otis Redding出版社/メーカー: Stax発売日: 1993/01/25メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る スカイパーフェクトTVに「スターデジオ」という100チャンネルの音楽番組(月額1200円)があり、…

ジミー・スミス「ザ・キャット」獰猛でファンキーなハモンドオルガン

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今夜のNHK−FM「ジャズクラブ」(午後11時10分〜1時)はリクエスト特集。一番心惹かれたのは、ジミー・スミスの「ザ・キャット」。獰猛かつファンキーなオルガン・ジャズに触れたのは初めて。web「ジャズへの招待状」を見ると、バド・パウエルにも師事し、音…

クラムボン『まちわび まちさび』〜原田郁子の言葉のしなやかな握力

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まちわび まちさびアーティスト: クラムボン,原田郁子出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2000/10/25メディア: CD購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (70件) を見る クラムボンのヴォーカル原田郁子の詩の世界は多彩で楽しい…

佐野元春『THE SUN』

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THE SUN (通常盤)アーティスト: 佐野元春,佐野元春 and The HOBO KING BAND出版社/メーカー: ユニバーサルJ発売日: 2004/07/21メディア: CDこの商品を含むブログ (12件) を見る 今日は気合いを入れて原稿に向かえた。飯島さん効果かもしれない。拙著で取材し…

深夜のいよかんとサッチモと「ささやかだけれど、役にたつこと」

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夜11時すぎ、渋る奥さんをさそってウォーキング。20分も歩くと、手袋をしてる両手や上半身がホカホカしてくる。約30分の遊歩道から幹線道路の周回コースをあるいて終了。家にもどってシャワーを浴びると、今度はいよかんがむしょうに食べたくなる。こ…

佐野元春『THE SUN』〜本当の希望に必要な持久力

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THE SUN (通常盤)アーティスト: 佐野元春,佐野元春 and The HOBO KING BAND出版社/メーカー: ユニバーサルJ発売日: 2004/07/21メディア: CDこの商品を含むブログ (12件) を見る 2週間ぶりにプールで泳いでの帰り道、TUTAYAに寄って、年賀状をかきながら聴け…

エラ・フィッツジェラルド『ライク・サムワン・イン・ラブ』〜すべてはつながっている

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朝からずっとエラ・フィッツジェラルドのCD『ライク・サムワン・イン・ラブ』を聴いていた。くすんだ山吹色のバックに、エラの左の横顔がモノクロで載っていて、ジャケ写買いした一枚だが「当たり」のバラード集だった。 切ない別れの物語を、柔らかで懐深…

グレン・グールド演奏の「バガテル」〜それが一瞬でぼくにストックされた夜

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もう、ずいぶん昔に買ったのに、思い出したように聴いてみると、すごく心に沁みる曲や歌ってある。 強風から夜には雨になった今日、食後に仕事部屋で、先日買った白洲さんの文庫本を開きながら、BGM代わりに聴きだしたグレン・グールドの「バガテル(6 BAGATE…