LIVE

男前サックス〜BLACK WAX (渋谷「WWW」)

ここで昔、映画『バグダッドカフェ』を観たなぁ。あれ、誰と来たっけ? BLACK WAXの演奏に身体を揺らしながら、一瞬そんな感傷にとらわれて、渋谷シネマライズ地下の天井をぼんやりと見上げた。そこが今や「WWW」というライブハウスになっていたことも、初め…

佐藤哲郎プレゼンツ「サケとカメラとロケンロー」(新宿ロフト)

カメラマンの佐藤さんからご招待をいただいて、久しぶりにLIVEハウスに出かけて来た。10、20代が大半で、おじさん、おばさんはちらほらと見かける程度。ステージの幕間に、佐藤さんが撮影している、首相官邸前の反原発デモの画像が映し出されていた。か…

友部正人「ひとり no media 映像編」(東中野 Space&Cafeポレポレ坐)

虫眼鏡の人――友部さんの朗読詩と歌を聴いて、そんな言葉がうかんだ。つばめや自分の両足、雨の日や自分の影を、彼は彼だけの虫眼鏡を通してじっと目をこらし、その向こう側に世の中の空気や男と女を、あるいは生きることの宙ぶらりんさを見つける。 「中央線…

きみは、たまきんブラザーズを観たか(in 池袋「たまtsuki」)

いやぁ〜、おおいに笑った、笑わせていただいた。 知る人ぞ知る、ブレイク寸前かつ放送禁止寸前の、たまきんブラザーズのシークレットライブに行ってきた。寒い中、日曜の夜に出かけてよかったぁ〜。場所は、池袋のオーガニック居酒屋「たまにはtsukiでも眺…

白石農園ライブ〜ひさしぶりの音楽満喫 

いいでしょう、この光景。都内にある白石農園のハウスがライブ会場、客席は農産物の集荷箱。紅白の垂れ幕もグットな手作り感いっぱい。時折、土砂降りの雨が叩きつける中、裸電球も点灯しつつ進行。途中ニンジン掘り体験をはさみながら、3時間を超えるライ…

サタカフェ第4回『普段の暮らしから「地球」を感じ考えてみる〜たまには視・聴・臭・味・触の五感ぜんぶを使って』(in 田町「ヌースフィア」)

「小学校で特別授業をやったときに、鯰(なまず)があくびをした瞬間を見た生徒がいたんですね。そこで彼は、グーグルで検索してみた。『なまず あくび』って入力しみたら、まるでヒットしなかったんですね。でも、その『わからない』ということが、彼にとっ…

高円寺阿波踊り

27日の昼間、近くの公園に行くと、雷雨みたいな激しさで蝉の鳴き声が響き渡っていた。なんか夏なのか梅雨なのか、あるいは猛暑なのか冷夏なのか、じつに曖昧をきわめた八月への怨みつらみを、蝉は蝉なりのやり方でぶちまけている。そう思わせる、少し恐い…

『レンタルお姉さん』出版記念パーティで口の中カラカラの巻

竹橋の如水会館で午後2時半から、メディア関係者対象の『レンタルお姉さん』出版記念パーティーが開かれた。新聞・雑誌・テレビ関係者の方々に、拙著に登場するレンタルお姉さんたちとじかに接していただくためだ。30名ほど集まっていただいた。 冒頭に1…

好きな音を守り、自分たちを守る〜久々にシエスタのライブを観て

けっして派手ではない。大衆の心を鷲づかみするものでもないかもしれない。むしろ可憐(かれん)で、壊れやすいけれど温かくて、無垢を志すもの。それぞれ年齢を重ね、きれいなものにも小汚いものにも全身で洗われながらも、彼らの音楽が放つものはあまり変…

篠原欣子さんトーク&ディナー「サタカフェ」最終回

サタカフェ最終回が、田町「ヌースフィア」で開かれた。ゲストは篠原欣子テンプスタッフ社長。OL海外留学がまだ珍しかった1960年代のヨーロッパ留学、女性経営者が少なかった70年代での人材派遣会社創業と、働く女性のパイオニアとして歩んでこられ…

『サタカフェ』第3回 ゲスト・篠原欣子(株)テンプスタッフ代表取締役社長 in 田町「ヌースフィア」

8月6日(土)トーク&ディナー『サタカフェ』最終回 ゲスト 篠原欣子さん(株)テンプスタッフ代表取締役社長のご紹介 愛くるしくて、飾り気がなくて、強い人 20代のころ、ぼくはカッコイイ大人になりたかった。でも実際に41歳という年齢になると、何…

『サタカフェ』第2回 筑紫みずえさん(in 田町「ヌースフィア」)

ここでも何回かご紹介している筑紫みずえさん(株)グッドバンカー社長をゲストにお招きして、第2回目の『サタカフェ』を無事終えた。日本初のエコファンド、世界初のファミリーフレンドリーファンドの生みの親だ。 『サタカフェ』とは、トーク&ディナー&…

「希望のニート」シンポジウム・二神能基&玄田有史in 東京・教育会館

今朝の毎日新聞(都内版)に、今月予定の「希望のニート」シンポ全4回の紹介記事が掲載された。(二回目以降の日程・会場は以下へ)今日はその第一回目が一ツ橋の教育会館でおこなわれた。「希望のニート」の著者・二神さんと、「ニート」(幻冬舎)の著者…

田町ヌースフィア「サタカフェ」第一回・和田裕美さん〜ワクワク営業術の伝播

自分の声が上ずっているのが、よくわかった。和田さんとのトークも少々かみ合わず、だいぶ迷惑をかけてしまった。「インタヴューワーの自己紹介がなかった」と、アンケート用紙の回答でもしっかり指摘されていたほどだ(^^;) でも、さすがだなぁ。そんな…

「ヌースフィア」トーク&ディナー企画『サタカフェ』、いよいよ明日開催!

JR田町駅徒歩3分「ヌースフィア」にて、トーク&ディナー企画『サタカフェ』第一回が、明日土曜日午後6時半より開始予定です。テーマは「ハッピーの秘訣」。ゲストは、元世界№2の営業ウーマン和田裕美さん(株)ペリエ社長。 和田式ワクワク営業術にいた…

田町「ヌースフィア」トーク&ディナー企画〜本日28日よりチケット発売開始!

「サタカフェ(Saturdays Caféの略)」3DAYS in noosphere 『HAPPYの秘訣』〜仕事と人生を丸ごと楽しむ心得 < Talk+Food+Meet=Happy!? > いつも「ヌースフィア」でお腹いっぱいになり、ハッピーになってい ただいているお客様に、さらに心と頭もいっ…

NHK-BS2「吉田美奈子ライブ」と病床への電報

偶然、今夜0時すぎから吉田美奈子さんのライブがテレビで放送されるのを知る。ひとまずビデオで録画予約したものの、原稿のチェックもしないまま、我慢できずに観てしまった。さらにこの文章まで書きだしてしまったよ。トホホ。 ブラス アンサンブルとは吹…

遊園地再生事業団「トウキョー/不在/ハムレット」三軒茶屋シアタートラム〜闘っているから信じられる

「宮本は闘ってるよな、カッコイイよ」 10年ぐらい前、日比谷野音でエレファントカシマシのライブが終わった後、10代後半の男の子が隣の彼女につぶやくのをきいて、おまえ、ちゃんとわかってんなと、おれはにやついた。まだエレカシが売れる前で、やたら…

NHK-BSハイビジョン『スケッチショウ+坂本龍一』

偶然、昨夜テレビのチャンネルをあれこれ押していて、元YMO3人のライブに出くわした。どこかラウンジっぽい旋律が、なぜか心にすーっと入ってきた。高橋幸宏のボーカルっていいなぁとか、白髪交じりになっても、それぞれが好きな音楽を探していて、それが久…

変わらないことの凄み

「○○さん?今どちらにいらっしゃいますか?」 携帯電話で彼女がそう話すのをきいて、ぼくは、えっ、と思った。和田裕美さんが話している相手は、彼女が社長をつとめる会社の創業時からの女性社員だったからだ。昨日書いた講演会前、東京駅ステーションホテル…

べてるに学ぶ、おりていく生き方<VOL2>〜健常者と障害者の「境界」が見えなくなるとき

パネリストの一人、田口ランディさんがとても率直にこう告白した。それは「自分の病気には逆らえない」などと、それぞれの精神病とうまく付き合っていこうとしている入所者や、そんな彼らと同じ目の高さで向き合う医療スタッフたち、そんな「べてるの家」の…

べてるに学ぶおりていく生き方<VOL1> 東京大学本郷キャンパス午後1時〜4時

シンポジウムはまず一人の女性の、「ずんどこ節」の替え歌から始まった。「嫌じゃあ〜りませんか、分裂病 パパヤッ 家族のみんなに 世話かけて みんな疲れて 寝不足でぇ〜 (中略) 神からもらった宝物 でも、よく見〜りゃ 世の中み〜んな病気持ち ずん・ず…

激論!<「ニート」meets ひきこもり>YMCAアジア青少年センター

最近、マスコミで取り上げられている「ニート(NEET)」という言葉がある。学校に通うわけでもなく、職に就こうとするわけでもなく、技能習得のために訓練をうけているわけでもない、15歳から34歳までの無業の若者たちのこと。9月に厚生労働白書で発表…

NHK-BS2「夜更かしライブ缶」Slow Music Slow Live〜久しぶりの吉田美奈子

河合代介の、時にファンキーで時に荘厳なオルガンの旋律。それに触発されるように、吉田美奈子の歌声が池上本願寺の境内に、その夜空に客席に放たれていく。ラスベガスで見た光と水の壮麗なショーを彷彿とさせる、それは奔放自在な音の噴水みたいだった。 と…

太田哲也さん講演会のお知らせ

日本一のフェラーリ使いと言われた、元レーサー太田哲也さんが三郷青年会議所創立25周年において記念講演を行います。 題名:「Keep on Dreaming 更なる挑戦!!」 日時:9月11日(土) 15:00〜(開場:14:30) 入場無料 内容:講演に加え、…

太田哲也、アルファチャレンジ参戦(ハイランド仙台)〜生涯いじり飽きないオモチャの有無

「もう、これでいいやって思っちゃうと、もう、その時点でジジイになっちゃうじゃないですか」 この一言に、日本一のフェラーリ使いとよばれた太田哲也の本質が凝縮している。 大学時代にアマチュアレースから始め、プロドライバーとして、ル・マン24時間耐…

演劇実験室◎万有引力版『毛皮のマリー』(亀戸カメリアホール)

撃ち落とすべき標的を失ったピストルは、ただの鉄のかたまりにすぎない。残された手段は、まるで別の物へ加工するか、あるいは昔語りの道具として、丹念に磨き上げてコレクションにしてしまうか。それ以外の用途をぼくは思いつかない。 今回、故・寺山修司が…

引きこもりシンポジウム(千葉市民会館) 

今週火曜日の日誌で書いた、拙著関連のシンポジウムが行われた。各新聞社の千葉版で告知してもらったせいで、定員の100人を大幅にこえる参加希望の電話があり、急きょ、当日は2回開催となった。若干のキャンセルはあったようだが、2回ともほぼ満席状態だっ…

NHK-FM千葉放送局で、初ラジオ出演!

本日午後6時20分から同50分まで、NHK-FM千葉放送局の「まるごと千葉60分」に生出演した。拙著『「引きこもり」から「社会」へ』(学陽書房 ASIN:4313860150)の著者として、その本の舞台である、引きこもりの若者を支援する千葉のNPO団体「ニュースタート事…

太田哲也さん講演会(鳥取県民文化会館)〜必要とされている情報やコミュニケーションが視えにくくなる医療現場

早朝4時起きで羽田から鳥取へ行き、日帰りしてきた。鳥取市立病院の職員ら約160名を対象にした、元レーサー太田哲也さんの講演会取材だった。 太田さんの話は、全身の約40%におよぶ大火傷という重度熱傷での入院と、そのリハビリ体験が中心だった。かつて…