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森源太、新宿パワーステーション〜路上で生まれた唄声

耳たぶや鼻、喉ぼとけ、足なら踝(くるぶし)の上あたりの一番皮膚の薄い部分とか。人の身体には、どうにも無防備で、弱っちい部分がいくつかある。いずれも筋トレや体操では鍛えようがない、という意味でだ。 森源太の唄は、そういう部分から這い入ってきて…

山下洋輔×菊池成孔「2014年のソリチュード(孤独)」(東大駒場小空間)〜JAZZの懐深さ

10m先で山下洋輔がピアノと格闘していた。時にソフトな指使いで、時に左肘をエルボーバット気味に鍵盤に叩きつけ、時にピアノと性交するかのように上体をうねらせながら。約300人ほどの濃密な空間で、JAZZを堪能した。これで3000円ならゴージャスすぎる。 最…

後藤繁雄トークショー〜骨の髄まで編集者

自らがいかに旨いもの好きかをひとしきり話した後に、彼はこう言った。 「たとえば、京料理を美味しいという一派と、不味いという一派があるんですね。だから、今度、京都に行く機会があったら、それぞれの視点から京料理を食べてみるのも面白いですよ」 そ…

香瑠鼓監修「ZAPINGエンターテイメントシアター”アウラ”〜ネットワーキングすること、されること」

去年、『女性自身』の<シリーズ人間>のページの人物ルポで取材させていただいた、人気振付家兼ダンス・プロデューサーの香瑠鼓さんの事務所から招待されて、横浜・赤レンガ倉庫まで行ってきた。 公演概要(明日5月2日もあります) http://www.lou.co.jp/…

姜尚中(カン・サンジュン)氏講演会

ときおり、本によばれる。約2年前初めて、須賀敦子さんの文庫本を手に取ったときもそうだった。はずかしながら、そのときのぼくは彼女のことを知らなかった。にもかかわらず、僕の大好きな彫刻家、舟越桂さんの作品写真が表紙だから間違いないと、『コルシ…

森源太in 新宿ヘッドパワー

久々にライブハウスへ出かけた。先月、雑誌の取材で知り合った森君のライブだ。(現在発売中の起業雑誌『アントレ』4月号P45<小資本独立の王道・移動店舗を始めよう>を参照下さい) しかも最近転勤で都内勤務となった高校時代の同級生Oと二人で。思え…