トラウマ対策

rosa412004-04-05

 明後日、拙著をテーマにある女性誌の取材をうけることになった。「著者に会いたい」というモノクロページだ。発売後そろそろ二ヶ月弱なので少々意外。しかも写真撮影ありだ!まいった。5月下旬発売号らしい。
 今日の午後、その電話を切ってから、昔付き合っていた彼女に言われた一言が、急に思い出された。忘れもしない。東京湾岸のお店で二人で横並びに座っていたとき、彼女はやさしく微笑みながら、こんな恐ろしい言葉を口にした。
「左の横顔はけっこうイイんだけど、正面から見ると別にィって感じなのよねぇ・・・」
「ゲッ!」
 本来なら怒り爆発で、敢然と席を立ってきびすを返さなければいけない場面で、悲しいかな大阪人体質のぼくは、その場でテーブルにうずくまりながら、一人でウケてしまっていた。笑いがとまらなかった。嗚呼〜。
 よし、明後日はアウトボクサー作戦で、カメラマンの正面にはけっして立たずに、絶えずカメラマンの右側にぼくが回り込むように移動すれば、否が応でも、相手もぼくの左横顔を撮らなければいけなくなるだろう。よっしゃあ!