香瑠鼓監修「ZAPINGエンターテイメントシアター”アウラ”〜ネットワーキングすること、されること」

rosa412004-05-01

 去年、『女性自身』の<シリーズ人間>のページの人物ルポで取材させていただいた、人気振付家兼ダンス・プロデューサーの香瑠鼓さんの事務所から招待されて、横浜・赤レンガ倉庫まで行ってきた。
公演概要(明日5月2日もあります)
http://www.lou.co.jp/stage/stage.html
香瑠鼓さんプロフィール
http://www.lou.co.jp/kaoruco/kaoruco.html
 舞台は10分単位で、いろいろな人たちが出てきて、まさにザッピングな感じの舞台だったから、感想は書きにくい(^^;)。ただ、香瑠鼓さんは、テレビCMや歌手の振付以外に、OLや若者たちなどを対象にした一般向けと、障害者向けの教室も行っている。今回も障害者と一般教室の生徒たちが、プロのダンサーたちとからむ演出もあった。そこが香瑠鼓流だ。
 実は、この秋頃をめどに、香瑠鼓さんがドイツでレコードデビューする動きがある。それが不思議な話で、昨年、ぼくが書いた『女性自身』の彼女についての記事を、ドイツ在住の音楽関係者が読んだのがキッカケだ。
 しかも普段は女性週刊誌なんて全然読まない、その関係者がドイツに戻る飛行機内で、手持ち無沙汰かなにかで、その記事を偶然読んで、あろうことか読み終えた後、人知れず破いて持ち出したんだって。いやぁ〜世の中って面白いなぁ。どうやら、テクノ風にアレンジした「ソーラン節」を、香瑠鼓さんが歌い踊るらしい。
 人と人を記事でつなぐ。ネットワーキングするという自分の仕事の影響力を、痛感させられることがたまにある。たとえば、以前紹介した「銀座3丁目 カレー屋えすと」(id:rosa41:20040316)に行ったとき、井上オーナーから、ぼくが彼について書いた「アントレ」の記事を見たのがキッカケで、同店で働き始めた男性を紹介されてビックリした。
 その井上さんとも、昨夜久しぶりに夕食をともにした。ぼくとは全然違う分野だけれど、取材をキッカケに知り合えた大切な友人だ。話がとても合うし、話しているといろんな発見がある。ライフステージを世界レベルで考えている井上さんの話を聞いてると、とても心地よい刺激になる。
 そんな出会いがあると、人とつながること、あるいは人と人をつなげることを職業にできて心から良かったと思う。それらはお金では買えないものだしね。もちろん、そんな仕事だから、生活は不安定なんだけれど。
 一方で、ひとつの記事がぼくと誰かをつなげてくれる場合もある。
 以前書いたテンポスバスターズの森下社長の取材は、別の雑誌にぼくが彼のことを書いた2ページの記事を、ある編集者が読んでくれて、森下さんに関する7ページの人物ルポの仕事を依頼してきてくれたもの。書き手冥利につきる話だ。
 ネットワーキングすること、されること。そんな絆をこれからも大切にしていきたい。