ニューヨークでの忘れられない光景

rosa412004-05-12

 昨日から”コメント対話”をくり返していて、思い出したことがある。’91年、湾岸戦争終結後、ぼくは約3ヶ月間ニューヨークで暮らした。
 そのとき、知り合いの日本人に誘われて、ニューヨークから電車で北へ1時間ほどの別荘地で、あるパーティに参加した。もうアジア系からアングロサクソン系までの幅広い集まりで、プールで遊んでから、バーベキューやって、それから自然と雑談になっていった。
 そのとき、話の流れで議論になった。どうやら、湾岸戦争の是非がテーマだった。しかし英語が得意でもないので、大まかな議論の内容は後で日本人から聞いた(^^;)。
 一人はニューヨーク在住で、オブジェ・アーティストの白人男性(40代風)。相手はカリフォルニアでオレンジ畑を所有している韓国系米国人(30代風)。白人40代は戦争反対、韓国系は賛成という立場で、議論を戦わせていた。でもお互い譲らず、議論は平行線のような感じに見えた。(^^;)
 で、パーティがお開きになったときに、その二人がなんと笑顔で名刺交換をしているのを目撃した。スッゲェ〜!と思った。カッチョイイ〜って心が震えた。
 同じ意見の人とはつるむけど、違う意見の人とはつるみにくい、もしくは、つるまない日本では、めったに見られない光景だったからだ。
 もちろん、二人はそれっきり二度と会わないかもしれないし、名刺交換だって社交辞令だったかもしれない。アメリカ人全部がそういうわけでもないだろう。 
 それでも、自分と意見の異なる他者を尊重し、その上で、なおパートナーシップを結ぶという大人のお作法を、ぼくは見た気がした。あの場面に遭遇できたことだけで、アメリカで暮らした価値はある、ぼくにとっては、それほど大きな出来事だった。
 あれから12年近くがすぎたんだよなぁ。
オマケ)
で、全然違う話題に突然飛びますが、えのきどいちろうさん(コラムニスト)とセルジオ越後さんの対談が面白かったんで。
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