NHKスペシャル『子供が見えない』〜大人みたいに孤独で、疲れている子供たちの言葉

rosa412004-09-04

「疲れる」「大人はもっとぼくらの話を聞いてほしい」「友達や先生との関係が壊れるのが恐いから、(いじめなどは)我慢する」「殴られてたり、蹴られたりする痛みは我慢できるけど、(トイレの中などで)土下座させらるような心の痛みには耐えられない。それを命令されたとき、自分を守るために、殺すしかないと思った」 
 今夜9時、NHKスペシャルで放送された『子供が見えない』は、普段なかなか触れることのできない小、中学生などの言葉が取材VTRや、ネットの書き込みでたくさんあった。長崎・佐世保での小6女子児童による同級生殺害事件が、けっして特殊な事件ではないことがわかる。
 まるで、会社の人間関係に悩む大人みたいに、教室の中でつかず離れずの関係を保つのに懸命な子供たちの言葉が、とてもリアルに伝わってきた。また、彼らが吐き出す言葉の向こうには、彼らから見た、親や先生といった周りの大人たちの姿が映っている。
 明日午後9時から、第二部が放送予定。以下のURLをクリックして、掲示板を見ると、放送中に寄せられた子供らの意見が読める。
NHKスペシャル『子供が見えない』
http://www.nhk.or.jp/kodomo/