アメリカ大統領選挙のもうひとつの視点「演説の文体ってどうよ?」

rosa412004-09-23

 今朝の日経ビジネス・エキスプレス(日経ビジネス定期購読者にかぎり無料配信のメルマガ)で、谷口智編集委員がユニークな分析をしている。アメリカ大統領候補の演説の文体分析だ。
 ブッシュのそれは、短文構成で、スタッカート調でたたみ掛けて、聴衆の耳に残りやすいらしい。一方のケリー氏も文体は似ている。がゆえに差別化できていない。しかも彼の声音が鼻にかかった声がフランス語っぽく、本人も欧州留学の経験を売りにしているため、インテリゲンを嫌う層には不評らしい。
 確か前回の選挙でも、いかにもインテリ風なゴアと、英語のスペルを間違い、演説嫌いなブッシュなら、「消去法でブッシュ」という人が多いという記事を読んだことがある。ああ、よその国のことだけれど、嫌な感じ。

谷口智彦氏の記事:http://nb.nikkeibp.co.jp/members/COLUMN/20040922/106555/