「すい臓が弱ってますね?!」の衝撃

rosa412004-12-26

 神様のシグナルだと思う、この場合は。今朝、ゴルフの杉原輝雄プロの練習を見学に府中に出かけた。杉原さんは毎週一度、そのジムで加圧トレーニングをするために大阪から通っている。前立腺ガンをかかえながら、切除手術を拒み、適度のホルモン治療と加圧トレーニングに励みながら、67歳の今もレギュラーシーズンに、20代選手にまじって挑んでいる人だ。
 佐藤ジムに行くと、現役の医師で、患者のリハビリに加圧トレを導入しようと講習をうけている方3名がいた。その一人がふいに、「杉原さんと佐藤さんはどこも悪いところはなさそうですが、そちらの方はすい臓が少し弱ってらっしゃいますね」
 といわれた。その、「そちらの方」がぼくだった。ギョエッ。
 えっ、じゃあ、何に気をつければいいんですか、と、動揺してたずねると、いやいや、あまり気分をなさらないでください、それに近頃は半分近くの人は、食生活などですい臓の働きが低下していますからと彼はいった。
「やはり、肉類中心の食生活から、野菜と魚中心の食事に切り替えられた方がいいと思います。それに牛乳などのとり過ぎも良くありません」
 という。50年配の彼自身、子供の頃から身体が弱く、大学病院に勤めているのだけれど、数年前に病気で大腸を全摘し、小腸と人工肛門で生活しているという。身体が弱く病気がちだったせいで、気の勉強などをするようになり、今では相手の顔や気を一瞬で感じとって、その体調がわかるらしい。
 もちろん、彼の体調とその指摘にはあまり因果関係はない。ないのだけれど、彼自身の深刻な身体の状況が、そのやぶから棒な指摘になぜか説得力をもたせてしまう。しかも勉強してるっていうし・・・。しかも現役の医大勤務のお医者さん(専門は呼吸器科)からの指摘だからなおさらだ。
 こういう偶然ってあるんだなぁ。実は先週、行きつけの整骨院でのなにげない会話で、牛乳を飲むのを止めるようにと、ぼくはそこの先生に勧められていた。朝食後に、ぼくがコップ1杯の牛乳と煮干少々を、カルシウム補給でとっていると話したら、煮干はかまわないが、牛乳は止めた方がいいと先生はいった。
 その先生の説明を要約すれば、こうなる。煮干しは昔から日本人が摂取してきたカルシウム源だから問題はない。ただ、牛乳は日本人の食生活が欧米化するようになってから、カルシウム源としてとるようになった食べ物で、子供の頃はいいが、成人後に毎日摂ると消化しきれず、むしろ身体に悪影響をおよぼす場合があるということだ。
 今の子供みたいに、生まれた時点から欧米化された食生活なら、成人後も牛乳を飲んでもとりたてて問題にはならない。最初からそういう食習慣だから、それを消化吸収する構えが身体にある。しかし高度成長期に生まれ、徐々に欧米化した食生活にシフトしていったぼくのような世代にはよくないらしい。
 今日、来てよかったなぁと杉原さんにもいわれたが、たしかに年の瀬にいいことを教わった。神様のシグナルにちがいない。ネットですい臓について検索すると、消化をうながすインシュリンを分泌する臓器で、その機能が低下すると糖尿病などの危険性がある。摂取カロリーを抑える食事と、食後の適度な運動で血糖値はかなり下がるという。ウーン、こういうことに過敏に反応してしまう年齢になったってことだよなぁ。