小倉「魚好亭(ぎょこうてい)」〜かつおの腹皮は鹿児島では焼酎のアテ

rosa412005-03-24

 北九州取材で小倉一泊。当日の宿泊先「小倉東急イン」から徒歩2分の場所にあったのが居酒屋「魚好亭」。北九州エコタウンの取材先で、魚のおいしいお店として教えてもらった。
 いわしの活け造りは、全長5センチほどの稚魚を頭をとって出てくる。まだピンピンはねているのを、刺身醤油につけて骨ごとガブリッ。写真は鯖(さば)の刺身。半分は醤油に赤味噌少々をといてゴマをまぶしたタレは初体験だったが、とても合う。地場のおいしい食べ方だな。
 ただ、個人的には一番の驚きはカツオの腹皮。内臓に近い分、多少の苦味と、適度な脂ののり方。大人の味だ。通常、鰹節を作る過程で残る部分らしいが、鹿児島では焼酎のアテとして昔から愛されているらしい。この日は日本酒の熱燗をちびちび飲んでいたが、日本酒にも合う。
 しばらくして、○○さんの紹介でお邪魔したと伝えると、ゴッドマザー風サングラスの女性主人が、ぬたとイカ刺し、あるいは鯨(くじら)の酢味噌和え二種をサービスしてくれた。地方出張の楽しみは、こういう店に出会えること。去年、取材先で教えてもらった、熊本市内の馬刺し店以来の大当たりだ。小倉に行かれる際には、お訪ねください。