芽吹く葉吹く季節

rosa412005-04-03

 遅い昼食後に、近くの遊歩道を散歩した。長袖シャツ1枚でじゅうぶんのポカポカ陽気。頬をなでる風さえ心地いい。青空の下、濃淡それぞれの桃色の梅(右写真)が満開で一句。

「うめのはな りょうてひろげ てんをうつ」
 その他にも、カイドウ、チューリップ、ぼくが好きな山吹木蓮雪柳が、色とりどりの花を咲かせている。20分ほどの散歩だったが、春をじゅうぶん満喫できた時間だった。
「芽吹(めぶ)く」という言葉が好きだ。植物が発芽する瞬間を、それぞれの小さな命の「息吹」ととらえた、昔の日本人の感性がカッコイイ。この季節は芽吹くだけではなく、冬には枯れ木然としていた枝々から、小さな青々した葉がにょきにょき出てくる。
 それも「芽吹く」をまねて「葉吹(はぶ)く」と呼んでみたくなる。その小さな青葉はとても鮮やかで美しい。たとえ、それがどこかから飛んできて発芽した雑草だったとしても。 うちのベランダの葉吹きぶりをお贈りしたい。

(ガクアジサイ)                  (八重ヤマブキ)

(つるばら)                    (ハナミズキ鉢の雑草)