筑紫みずえさんと昼食

(株)グッドバンカー社長の筑紫さんと、ランチをご一緒する。今度、田町「ヌースフィア」で予定しているトーク&ディナー企画の打ち合わせをかねて。
 先日、日経新聞の取材を断ったのに、最後は「取材をうけてもらわなくても、記事なんて書けるんですからね!」と捨て台詞をはかれたらしい。その上、以前取材をうけたときのコメントを引用された上に、しかも年代など事実と違う部分もある記事を勝手に掲載されたと、ずいぶん怒っていらした。
 ぼくも以前、あるメーカーを取材したときに、日経新聞飛ばし記事(しかも事実関係が違う)を書かれたと聞いたことがある。それはアジアのある国に工場を建設するという内容で、発表前に日経紙が情報を入手して、取材を申し込んできたらしい。
 だがメーカー側が取材を拒むと、その進出国側に取材をして、その第一報が掲載されたらしい。経済の日経だから、そうして他紙に先んじることが、自らのブランド価値を高めることだと考えていることはわかる。
 だが具体的な数字も違っていたという、事実誤認の記事を確信犯で書くというのは、報道機関の姿勢として適切だろうか?
 今回の筑紫さんの記事は、どうも20代の若手記者らしいが、背後にはある証券会社の陰もちらつくらしい。その記事のコピーを見せてもらったが、その業界以外の人が読んだら、どこが間違っているのかも到底わからない。全五段ほどの紹介記事だと思うだけだろう。そんな記事の背後にいろんな思惑が錯綜している。