乃木坂・ピッツエリア「1830」&「カフェ・ド・ラペ」〜週末をリゾートにするランチタイム

rosa412005-05-22

 先日、えすとカレーの井上さんに教えてもらった乃木坂の店に、奥さんとランチに出かけた。まずは「1830」。イタリア語読みで「ディチョット・トレインタ」、うちの奥さんによると、スペイン語では「ディエシオーチョ・トレインタ」と読む。1830年に、イタリアのナポリで、世界で初めてピザの店ができたことに由来する店名。
 うちの夫婦にとって、ピザといえば中目黒「サルバトーレ」だが、この「1830」のピザもけっして負けていない。水・小麦粉・酵母・塩だけで作るらしいから、酵母がかなりいい仕事をしてるんだろうな。モチモチとした食感と程よい塩気で、噛むほどに口の中で旨味(うまみ)を楽しめる。しかも前回同様、週末ランチタイムの乃木坂は人気(ひとけ)がなくて、ゆったりしていてイイ。
 今日のランチメニューは、三種類のピザからひとつ選び、サラダかニンジンのポタージュ、ドリンクのセットで1500円(ピザはデカイ)。今日はサーモンとオニオンスライスのピザセットと、ペンネアラビアータのパスタセット1200円。
 お腹いっぱいで店を後にして、前回同様、「カフェ・ド・ラペ」へ。奥さんによると、フランス語で「平和のカフェ」。右上写真にある店奥のパティオで、二人でまったりして過ごす。奥さんは10年前にこの店に来たことがあるらしい。そのときは夜で、女性客で混んでいたらしい。だが週末の今日も、お客さんは少ない。
 ノラ・ジョーンズの歌声だけがゆったりと流れていて、時折ゆったりと吹く風に呼応する葉ずれの音と、コーヒー豆をドリップする機械音だけの世界。どこかのリゾートにでもいるような、ぜいたくな気分にひたる。そこから六本木ヒルズを左に見ながら、青山墓地をぬけて根津美術館から表参道に出ると、まるで平日のJR新宿駅みたいで、リゾート気分は唐突についえた。