田町ヌースフィア「サタカフェ」第一回・和田裕美さん〜ワクワク営業術の伝播

rosa412005-05-28

 自分の声が上ずっているのが、よくわかった。和田さんとのトークも少々かみ合わず、だいぶ迷惑をかけてしまった。「インタヴューワーの自己紹介がなかった」と、アンケート用紙の回答でもしっかり指摘されていたほどだ(^^;)
 でも、さすがだなぁ。そんなオレを見越して、和田さんが「場」をしっかりと作ってくれた。もちろん、彼女は一流のプロだから、当たり前なんだけど、今回はオレがそれをやろうとしていたのに・・・。緊張しているのを完全に見切られてしまった。序盤はほぼ彼女が一人で語り、前席のお客さんに話しかけて大きくうなづかせたり笑わせたりながら、硬い空気をほぐしていく。ああ、オレ今、完全にお客さんになってるなぁ、と隣の和田さんの一人語りをポワ〜ンと見つめていたりした。だ、だっ、だめじゃん!
 でも時間をみながら、中盤からはあまり客席を気にせず、いつものようにマンツーマンで彼女と対話するように戻したら、急に楽になれた。人間って不思議だよなぁ。そこで肩の力が抜けると、和田さんみたいに前のお客さんに話をふれるようになれた。その変化はわれながら面白かった。自分で自分をしばっていたロープがようやくほどけて、トークの空間でゆっくりと手足をのばせていく。ああいう感じは、通常の取材ではあまり経験したことがない。
 お客さんが楽しめるトークを、と服装はラフなのに、心はタキシードでも着込んだみたいに力んでしまった。いつもの取材みたいに、相手の話に大笑いして、テンポよく相槌(あいづち)を打ってればよかったんだよなぁ。そうだ、オレの取材は時にオーバーなリアクションと、高らかな笑い声がウリなんだよ。それで相手にも楽しくお話してもらっている。そんな自分の原点を改めて痛感させられた。
 前半は彼女の軌跡をかいつまんで振り返りつつ、後半は「自分らしさ」「デキる人」といったキーワードをもとに、彼女の考え方を話してもらった。
「ワクワクを与えるように人と接するという点が印象的で、自分も今後そういった考え方で人と会話するように心がけたい」
「営業ということだけでなく、通常の生活の中で、いかに楽しく過ごすことができるのかということが、自分の考え方の持ち方ひとつで変化させることが可能なのだということをいうことを知って、少し前向きになれた気がする」
 アンケートの回答をみると、今回のトーク&ディナー企画のテーマ「ハッピーの秘訣」を、きちんと受けとってくれたみたいで嬉しかった。というか、ホッとした。文章で思いをとどけるのと、こういうトークを通してとどけるのと、手段こそ違えど、言葉をとどけるという目標は同じで、それぞれのアプローチに違った醍醐味がある。イベントの印象として「イメージどおりで楽しかった」に丸印をつけてくれた人が多かった。
 お食事は大半が「美味しかった」と言ってもらえたものの、男性参加者が速攻で食べてしまい、一部女性参加者から「量が少し物足りなかった」の声もあった。次回からの反省点だ。
 それでも「ヌースフィア」への一口出資を決めたときから、やりたかった企画を二年ごしで実現できた自分も、少しほめてやりたい。だがゲストが和田さんじゃなかったらと思うと、冷や汗ものだったことも反省して、次回の筑紫みずえさんの回に活かしたい。7月2日(土)午後18時開始です。予約電話は田町「ヌースフィア」(左アンテナ)電話03-5730-0881です。皆さん、よろしく。
 そして和田さん、本当にお世話になりました。改めて、あなたのパワーを隣で実感することができました。心から御礼申し上げます。

こうして私は世界No.2セールスウーマンになった

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