リモンとアヒとペルー料理(1)

rosa412005-06-10

 9日深夜にペルーの首都リマ市にある、奥さんの実家についた。ただ、実家はダイヤルアップ接続の環境しかなくてメールは見られるものの、スチャラカの更新ができませんでした。すんません。今日14日に、ADSL環境のある義理の弟(奥さんの弟)の家でようやく書いています。
 まず、ペルー料理の話から始めたい。ペルー料理に欠かせないエッセンスに、リモンとアヒがある(右上写真)。リモンはレモンのことだけど、日本で売られているレモンみたいにすっぱいだけでなくて、豊かなミネラル分とほのかな甘みがあって、とてもおいしい。大きさはカボス大で、その味はライムと、酢橘(すだち)やカボスの中間みたいな味だ。
 そもそも、かんきつ類はバラ科木で、大地の養分を吸い上げて、その土地独特の味を作る植物とされる。だから、現地在住の日系人にいわせると、「ペルー料理が世界に普及しないのは、このリモンがペルーでしか獲れないから。本物の、おいしいペルー料理を食べたかったから、ペルーに来なさい!」ということになる。
 このリモンが重要な役割を担うペルー料理に、ぼくの大好きなセビーチェ(海鮮類のマリネ風でペルーの代表的料理)があるが、この話は後日。
 一方のアヒとはペルー産トウガラシ。写真のオレンジ色のものがそれで、それをすり下ろしたもの。これもどんなペルー料理には必ずついてくる。韓国料理におけるコチュジャンだな。今回、ぼくは白いご飯の上に納豆をのせ、さらにその上にこのアヒをのせて、ご飯とともに食べてみたが、これがイケる!新たな発見だった。もちろん、豚キムチの例を出すまでもなく、肉料理にもあうし、煮た野菜につけても合う。(つづく)