単行本取材スタート

 今日から新たな単行本取材開始。『希望のニート 現場からのメッセージ』の著者、二神能基氏が代表をつとめるNPO団体「ニュースタート事務局」で、ニートや引きこもりの若者たちを訪ねて、交流し、家から引き出す役割を担うスタッフたちの軌跡を描くノンフィクションだ。 出版元は『希望のニート』と同じ東洋経済新報社で、今度はぼくの2冊目の著書になる。発売予定は10月。そう、時間があまりない。だからこの3ヶ月は、雑誌の仕事は控えて、この単行本作りに集中したい。
 また、今週日曜日の朝日新聞書評欄で、『希望のニート』を取り上げていただけることが昨日わかった。なぜなら、アサヒ・コムでは毎週水曜日に翌日曜日の書評欄で取り上げる本の一覧を掲載しているから。リリー・フランキーさんの新刊や、敬愛するノンフィクション作家、高山文彦さんの本とともに並んでいるだけで、とても光栄だ。ぼくの著書じゃなくてもね。しかも発売からもう二ヵ月もすぎている本なのだし。
 さらにもっと嬉しいことがある。実は先週、同紙書評欄ではニート本特集を組み、6冊ほどすでに掲載されている。そこで一緒にされずに、別扱いしてもらえるというのは一定の評価をしてもらえたと解釈してもいいと思うから。このことをパワーに変えて、10月発売予定本作りを楽しく、精緻に進めたい。また、『希望のニート』は、4刷目となる2000部の増刷が昨日決まりました。amazon.comでの同書への読者からのコメントも21本になりました。皆さん、ありがとうございます。