蛇の道はヘビ!? アルカイダは「米国CIAのエージェント」説

ヨルダン南部に停泊中の米国艦船がロケット攻撃をうけ、ザルカウィ容疑者率いるアルカイダ組織が、web上で犯行声明を出したというニュースが、23日午後10時すぎに配信された。
 このニュースを見て、ぼくの頭に浮かんだのは、田中宇のwebで20日配信された「アルカイダは諜報機関の作りもの」という記事だった。トルコで逮捕された男、アルカイダ幹部が実はアメリカ、トルコ、シリアの諜報機関に情報を流す三重スパイだった、というトルコの新聞報道を紹介。
アルカイダという名前の組織は存在しない。アルカイダとは、テロ戦争を永続できる状況を作ることを目的としてCIAなどの諜報機関が行っている作戦の名前である」「テロ戦争の目的は、常に低強度の危機が持続している状態を作ることで(アメリカが世界から頼られる)単独覇権体制を維持することにある」
 という専門家の意見を掲載している。
 あれだけ米国が声高に叫んでいた「イラク大量破壊兵器保有」は大嘘だと判明。この事実を問われた、わが首相は「じゃあ、ビン・ラディンが見つからないから、彼はいなかったといえるんですか?」と意味不明な反論をしてみせた。議論のすり替えにすらなっていない。
 米国の911同時多発テロの政府黙認説は、いまだ真相はわからない。だいたい、フセイン大統領は逮捕できるのに、なぜかビン・ラディンは捕まらず、今度はザルカウィアルカイダでは注目を集めている。まるでモグラ叩きやん?
 そしてアルカイダが世界各地で「事件」を起こせばおこすほど、アメリカの軍事産業共和党は儲かり、ブッシュは反テロ戦争のリーダーでいられる。今はなにがなにやらわからないことを、とりあえず直視するしかない。