特別連載)衆議院選挙、あなたの投票行動はどうよ?(第1回)

rosa412005-09-13

 12日の日誌をふまえ、男女6名の友人や知人に、今回の選挙の投票行動とその理由、選挙結果について、おたずねしてみました。お返事は現在4名。それぞれ興味深い回答だったので、それをぼちぼち紹介していきます。お楽しみにぃ〜。
○Aさん(男性42歳 大阪在住)
小選挙区民主党
比例代表共産党候補
選挙結果について:残念。自民党の圧倒的勝利で、戦争ができる国へと憲法改正されるのが心配
小選挙区民主党へ投票。「小泉政権継続を拒否するには民主党という選択肢しかないから。もう少しまともな候補者がいれば、その人に投票したかった。今の投票制度は選択肢がないので、本当に困ります」
比例代表共産党へ投票。「改憲反対なら共産か社民という選択肢しかなく、死に票になる危険性がある社民党をやめて、共産党に投票しました」
小泉首相への見方「小泉は、形だけの改革を行うだけの人物と思っていますので、郵政も民営化しただけの結果に終わると思います。(道路公団も、民営化したけれど、計画中の高速道路は従来どおり建設。政府機関を独立行政法人にしたけれど、結局、職員は減らず、政府機関でないので会計検査院も手を出せず。)」
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 Aさんの民主党議員と共産党へという投票行動がとても新鮮!ぼくもすっかり忘れてましたけど、民営化の導入事例である道路公団の民営化の現状とその問題点などは、たしかにぼくの知る範囲では、マスコミも今回ほとんど取り上げなかったのでは。「形だけの改革を行うだけの人物」とは、鋭い着眼点です。同公団副総裁もいきなり逮捕されたしね。
 また、Aさん同様、自民党のひとり勝ちで、戦争ができる国への憲法改正がぼくも心配です。ぼくは憲法については改正反対派。
 よく「日本人が創った憲法じゃないから」という論理で、改正を正当化しようとする輩がいますが、「かつてドアホウな侵略戦争をすすめた日本人に、現在のような平和憲法を創れる能力もセンスもなかったじゃないか」と突っ込む人はいない。
 憲法で武力放棄を明言しているのに、税金の無駄遣いの代表例みたいな自衛隊をもてるように、それを形骸化してきたことへの後ろめたさもまるでない。
 そういう日本的な「なし崩し」や羞恥心のなさは、ぼくは虫唾がはしるほど嫌いだ。