衆議院選挙、あなたの投票行動はどうよ?(第2回)

rosa412005-09-14

●Bさん(女性38歳 会社員)
小選挙区自民党公認候補者
比例代表自民党
選挙結果について)夜中まで選挙結果のテレビ報道をダラダラ観てたのは初めてでした。

小選挙区自民党候補者に投票
「東京4区で、まともそうに見えたのが自民党だけだったので、自民党候補者に投票しました。でも、けっして小泉さんが好きなわけではありません。ただ、同じ選挙区に、あの泥酔して見知らぬ女性にわいせつ行為をして、議員辞職したばかりの人が立候補していたのには呆れましたが・・・」
●選挙について
「たとえば、郵政民営化が実現すると、具体的にこれくらいの人々の生活には影響して、将来こういう結果になると思うんです、だから必要なんですという説明が必要だと思うんです。そういう作業は政治家には足りないと思いません?」
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 自民党比例代表候補で当選した某美人料理研究家の「料理と政治は一緒です」との発言に呆れた、というBさん。それぐらいの迷言が堂々と言える人でないと、料理研究家から立候補しないでしょう、とぼくはメールを送っておきました。彼女は小泉式衆愚政治のシンボルですね。
郵政民営化」へのあいまいな説明への指摘、ぼくも同感します。しかし、おそらく、そここそが小泉劇場のミソではないのか。郵政民営化も、ホントはあれこれ語り出すと複雑なものを、「官から民へ」ぐらいにシンプル化して訴える加減こそが、まさに小泉流。
 本当は何もわかっていない有権者に何かわかったような気にさせる、そのあいまいな単純化が小泉的だと。その手に大多数の有権者がまんまと乗っかってしまった今回の選挙結果に、ぼくは「刹那的で、判断力の衰弱を感じる」と書いたのです。