シマンテック社の製品は、もう二度と買いません

 シマンテック社の電話サポートは、つながらないことで有名らしい。今日、新宿の量販店の人がそう話していた。ソフトを購入する前に、そういう情報を確認すべきだったと後悔する。
 早朝、同社の電話サポートに電話した。昨夜来、メールの送受信ができなくなり、同社の製品のトラブルとMSが分析したからだ。昨年末に、同社の06年版「ノートン・インターネット・セキュリティ」に買いかえたばかりなのに、だ。
 そのときは、少し待つと電話はつながり、05年版を削除後にインストールしないと、たまにそんなトラブルがあるといったニュアンスで言われて(説明書にはそのまま上書きできると書かれているのに)、指示にしたがって06年版を一度削除すると、ようやくメールソフトが回復した。そこでいったん電話を切った。ところが、だ。
 再度CD-ROMを挿入してインストールしようとすると、途中でエラー表示。要は、CD-ROMが欠陥品なのでは?と不信感が強まり、再度、電話サポートに電話すると「大変混みあっていますので、おかけ直しください」とアナウンスが流れて、いきなり回線が切れてしまう。何度かけても同じなので呆れた。さ、最低なサポートぶりだ。
 サポート部署の人件費をケチっているのか、あまりにトラブル相談が多いのか。どちらにしてもヒドイ話だ。
 仕方なく他社のソフトを新宿に買いに出かけ、トレンドマイクロ社の製品を購入した。それでもインストール後のユーザー登録がうまくできなくて、さっそく電話サポートにかけると、すぐにつながって事なきを得た。量販店の人の話は本当だった。もちろん、新しいソフトも、まだまだ安心できない。
 こういうソフトは、製品の性能はもちろん、そのトラブル・サポート体制ぶりも、事前に調べるべきだと学習させられた。もう、シマンテック社の製品は二度と買いませんから。
 しかし便利なはずのパソコンも、ちょっとトラブれば、ぼくのようなパソコン音痴はお手上げだ。その度に、なんて脆弱な「便利」の上で暮らしているのかと痛感させられる。