魅力的な自分

rosa412006-04-11

「まず、自分が魅力的であればいいんですよ」
 あるビジネスマンのそんな言葉が耳に残った。えらい自信だなぁと思った瞬間、職業病からか、より具体的にとたずねたら、次の彼の答えがさらに面白かった。
「人それぞれ、興味や関心があることって違いますよね。だから、それぞれの人にとっての関心や興味ある分野について、耳寄りな情報やニュースを伝えてあげればいいんですよ。すると相手にとって、彼と話すとなんか得する存在になることができる。つまり、なんか会ってみようかなと思う、魅力的な存在になれると思うんですよ」
 おおまかに言うと、そういうニュアンスの話だった。彼はプロの営業マンとして、いかに会社の名刺なしで営業できるかのノウハウについて、語ってくれた場面だった。
 魅力的な自分を、その相手ごとに演出する。それによって、多面体な自分をつくることが、魅力的な自分につながる。当然、その着想には賛否があるだろうけれど、今までぼく自身は考えたことさえなかったから、ちょっと目からウロコだった。
 人物評価というものは相手によって異なる。だから「ぼく」という存在は、とても相対的なものでしかない。そう考えると、そのビジネスマンが言う多面体の自分を演出することで、「魅力的な自分」になるという方法論は、じゅうぶんありうる。もちろん、ぼくにはそんな器用なことはできない、けれど人物を描写する場合になら、うまく活用できそうな視点にも思える。