ギフト、そういうしかない

rosa412006-07-25

 たまにビックリするような偶然に出くわす。 
 ペルーに戻る義母を見送りに成田へ。成田エクスプレスでの帰り道、新宿で降りて、なんとなくビックカメラで買物をして、そのまま地下鉄に乗った。竹中直人が表紙の、東京メトロのフリーマガジン「GOLDEN min.」(50代が読者対象とされている)をはじめて手に取った。まだ3号目。パラパラとめくっていたら、中村うさぎさんの新著と拙著の写真が掲載されていた。えっ!!―座席に座っていた奥さんもビックリしていた。
 発売後もうすぐ3ヶ月になろうとする時期に、しかもコミュニケ―ションというテ―マで、「50代、今だから読む本」という見出しとともに、中村さんの本とカップリングで紹介されていた。
 普段ならそのまま自宅の最寄り駅まで買うのに、なぜか新宿までのチケットを買ったこと。ビックカメラからJRではなくて、地下鉄に乗ったこと。どちらもなんとなくとった行動だった。しかも雑誌の発行日は翌26日。それが一日前から置かれていて、ぼくはそれを自分の誕生日の前日に手にした格好だった。
 ギフト、そういうしかない。しかも、このマガジンは数日ですぐなくなってしまうらしい。その翌日、地下鉄に乗る予定はなかったから、おそらくここしかないという絶妙なタイミングだ。本というのは、タンポポの種みたいに、どこまで飛んで、発芽し、花を咲かせるのかわからない。ただ、同業者の人が読んでくれて、これは多くの人に知らしめたいと思ってくれただけで、じゅうぶん胸がいっぱいになる。
 ちなみに、来月26日(土)午後11時から放送の、フジテレビ「くるくるドカン」という情報バラエティー番組でも、レンタルお姉さんたちが紹介されるらしい。