京都の夏は「お茶と鱧(はも)」

rosa412006-08-08

 先週末、大阪シンポジウムの翌日、学生時代の友人らと京都で再会した。
 その前に、少し早めに京都に行き、一保堂茶舗本店で、炒り番茶と「宇治清水」という名前のグリーンティーの粉末を購入。いや、本当は炒り番茶(一袋200gで350円)が目的だったが、本店改装中のために裏側の仮店舗に入って注文すると、目の前に出されたのが、少しフラッペ状のグリーンティー。抹茶の濃くとグラニュー糖の甘みが絶妙。36度という炎天下、京阪四条駅から寺町京極の商店街をぬけ、京都市役所さえ通り過ぎて黙々と歩いてきた喉には、たまらなく美味かった。後で会う友達と、うちの奥さんのお土産にもいいと考えたから。
 その帰り道、錦市場京野菜の「かねまつ」に寄り、賀茂茄子と瓜、切干大根を購入。夏は京野菜も少なめ。先日書いた「何必館」経由で、夕食場所の「名代おめん」四条御幸町店へたどり着いた。本当は、銀閣寺本店へ行きたかったが、同夜8時39分発の最終新幹線で帰京しなければならなくて諦めた。
 すべては鱧(はも)の天ぷらが目的。友人たちにも「一回食べてみて」とさかんに喧伝していたのに、四条店では無常にも「ありません」と言われてしまった。ショック!3年前に銀閣寺本店で初めて食べ、いたく感激したのだが無念。その代わりに「鱧と茄子の煮物」を頼んだがイマイチ。一方、鱧とみょうがのご飯は美味かった。セットのじゅんさいの入ったお吸い物も、十二分に「京都」を満喫させてくれた。あと万願寺唐辛子のマグロのオイル焼きも美味。そして鱧天は来夏の宿題となった。