「’06サタカフェ 普段の暮らしから『地球』を感じ考えてみる第1回」〜上田さんがスティーブ・ジョブズとダブった理由

気候変動 +2℃ 
 先の26日(土)、田町ヌースフィアでの「サタカフェ」が無事終わった。NPO団体「Think the Earth」の上田壮一さんをゲストに、近刊『気候変動+2℃』(ダイヤモンド社)を題材に、パワーポイントで地球の写真なんか見ながら短い講演をしていただく。
 その後、私が上田さんの軌跡を約1時間インタヴューしながら、参加者の皆さんに伝えてから食事会と交流会へ。
 地球を模ったアースウオッチの模型を持って、いきなり大手時計メ―カ―の副社長にトッププレゼンしたり、来日時にルチアーノ・ベネトンにもプレゼンしようとすると、その模型を見た瞬間に、「それは面白い!」とすべてを理解してくれたエピソ―ドとか面白かった。
 その強引さと情熱で現実を動かしていく経緯は、今読みかけのスティーブ・ジョブス本を彷彿とさせるものがある。意志あるところに道は開ける。「そんなのただのキレイ事だろ!」―つまらない大人がそう言い捨てるようなことを、着実に実現していく姿がカッコイイ。上田さんとはこれからもいい友達になれそうだ。
 ちなみに、次回11月のゲスト予定者は、上田さんのお友達の伊勢華子さん。「あなたの宝物は何ですか」―そんなシンプルな質問を携えて世界の国々を回り、子どもたちにそれぞれの宝物を絵に描いてもらって、一冊の本にまとめたりしている。彼女ともこの日初めて会ったが、その独特な視点と、思い立ったが吉日の行動力がとてもチャーミング。
カッコ悪い大人たちばかりがニュースを占拠しているけれど、強(したた)かにしなやかに自分のやりたいことを実現している人たちだって、探せばけっこういるんです。どうぞお楽しみに。