男の気まぐれ料理修業「サンマの梅干煮」〜手軽で美味しい一品

rosa412006-10-24

 料理ができる男はモテるらしいんで、奥さんから簡単な料理を習うことにした。
 まずは、旬のサンマを手軽に調理できて、保存もきく一品。この時期、ぼくの好きな料理のひとつだ。近所のス―パ―ではやくも一尾78円のサンマを3尾購入。まずはハラビレの約2センチ後ろからエラあたりまで包丁を入れて、内臓を引っ張り出し、きれいに水洗い(約3分)。
 魚に包丁を入れて内臓を引っ張り出してるときに、「オレ、料理してんなぁ」感がヒタヒタと高まってくる。手がサンマの鮮血に染まるのも、少なからず精神を覚醒させてくれる。何より、命を保つために魚の命を食らうオレを認識できる。残さずきれいに食べなければとも思う。
 次に、片手鍋に水と醤油、酒、砂糖、酢、梅干(中)1個を入れて煮汁を作る(3分)。この際、梅干を手でひねり潰しておくと、梅の味がサンマに乗りやすい。梅と酢を入れるので、サンマは煮崩れしない。あとは煮汁にサンマを入れて、ひと煮立ちさせてから弱火で約30分。この際、落し蓋(ぶた)と鍋の蓋をして、プチ圧力鍋状態にするのがコツ。時折、煮汁が全体にいき渡るよう片手鍋を回してやって出来上がり。
 梅の酸味が効いていて、見た目ほどしつこくない。骨までぺロッと食べられる。少し多めに作って、タッパに入れて冷蔵庫に保存。いつでも取り出してレンジでチンすればいい。安くて、簡単、便利で、旬の美味しさを満喫する。サンマは庶民の味方です。