「わかる」とは何か〜サタカフェ第2回を終えて

「相手を理解しようとする際、人はついつい一方的に、あるいは自分の都合のいいように『理解』してしまいがち。それで相手の上っ面だけをなぞるくらいなら、どのように相手の言うことが分からなかったかを確かめる方がいい」
 ゲストの伊勢華子さんとの話の中で、もっとも印象的だったこと。
 これは字面だけを拾えば、そりゃそうでしょう、な話だけど、実際にはそう簡単ではない。
 ふつう、コミュニケ―ションとは理解し合うためにやるものというのが、体質的に談合好きで、「あ・うん」の呼吸式島国文化のルールだから。趣味が同じだからAさんとは気があうけど、話が合わないからBさんは苦手という人には、たぶん理解できない。