消費者金融の未返済自殺と、日本を代表する”ご立派な”金融機関の絆

消費者金融「自殺で返済を支えた人たち」―「日経NET EYE」の太田編集委員の記事が面白い。消費者金融からお金を借りて、未返済のまま自殺した場合、消費者団体生命保険から保険金が消費者金融に支払われる仕組みだ。取りっぱぐれないためのその仕組みの主幹事には、日本生命などの大手生命保険会社が名前を連ねている。消費者金融4社が保険金を受け取った場合、その5人に一人が自殺によるものだったことが公表された。サラ金の上前はねるなんて、ご立派なことですなぁ〜。
 また、大手消費者金融4社の株主、あるいはその借入先には大手銀行が軒並み名前をつらねてはります。消費者金融が儲かれば、その分、金融機関が儲かる仕組みというわけや。22日には、大手銀行6グル―プの9月中間決算が出揃い、純利益1兆7300億円。中間期ではわずかながら過去最高を更新したらしいし。
 貸し付けて利子はとっても、自分たちは長らく預金者に金利さえ払わず、公的資金に支えられ、ようさん儲けはってよろしいなぁ。これからも精出して、胸張ってようさん儲けなはれ。そら、世のため他人のため、素敵なお仕事ですわ。