第1回東京マラソン〜走れりゃええじゃないか! ああ、おれも一緒に走りたかったなぁ。あいにくの雨中にもかかわらず、思い思いのコスチュームで都心を駆け抜ける老若男女を見ていたら、とても羨ましくなった。
約9万5000人の応募者から選ばれた3万870人のランナーたち。マジで走ってる人、ダラダラ走りや、おしゃべりしながらとか、ケータイで誰かに電話しながら、沿道の孫娘と立ち話や記念写真撮ったり。
先頭とはまるで無関係な場所に、市民マラソンの強い匂いがある。それはテレビ画面からはなかなか嗅げない。
目の不自由な人と伴走する人をつなぐ襷(たすき)。「ありがとう」と沿道の誰彼かまわず、お礼を言いながら走ってる人。おじいちゃんのTシャツの背中で揺れる「フルマラソン百回目標」の文字。河童、虎、馬、バレリーナ(寒そう)、ショッカー(仮面ライダーの)着ぐるみ系もけっこう見つけた。
生きることを、自分のいのちを楽しむ。そんないい顔してるランナーたちを見て、たくさんのエネルギーをもらえた。給料安くてもええじゃないか、夫婦仲が悪くてもええじゃないか、娘に口きいてもらえなくたってええじゃないか。健康で走れる身体があれば、なんだってええじゃないか。・・・・・・さてと、帰って原稿書こうっと。