エレファントカシマシ「ココロに花を」〜男臭いエレカシワールドはやっぱりエエわ!

ココロに花を 
 ひと仕事を終えて、夕方から筋トレ。いつもハイになるBGMを流しながらやっている。今日はひさしぶりにエレカシの「ココロに花を」をチョイス。いやぁ、今日の大空高く上っていくような宮本のヴォーカルはやっぱりエエわ。この歌声のケレン味はオンリーワンやな。

悲しみの果てに
何があるかなんて
俺は知らない
見たこともない
ただ あなたの顔が
浮かんでは消えるだろう


「悲しみの果て」

 このシュールな歌詞を宮本が歌うことで、何か前向きな
情熱が、シャボン玉みたいに空に解き放たれていく映像がうかぶ。

涙がこぼれ落ちた
俺はほっぱらかし
いつものことさ Baby
このまま突っ走る

喜びも悲しみも
全て俺をつつめ
いつものことさ Baby
このまま突っ走るぜ


「おまえと突っ走る」

 この疾走感をもって俺も自分の生と死を生き切りたい、という想いがグツグツと湧き上がってくる。

 夕方、長年の付き合いがあるベンチャー経営者と会う。大手企業が席捲していて経営はかなり厳しいらしい。身内にも不幸な出来事があったが、彼は笑っていた。
「でも、どんなことがあっても、うちのサイトはぼくらが生きている間はなくしませんから。たとえ会社員になったとしても、サイト更新はつづけます」
 しびれた。彼も生涯いじり飽きないオモチャをもっていた。喜びや悲しみにつつまれながら突っ走る。成功も失敗も他人のせいにはできず、すべては自分の手の中にある生き方。世間はゴールデンウィークの只中にある夜、笑顔で握手して別れた。