ディープ大阪堪能①〜すき焼き「久乃家」(道頓堀)

rosa412008-04-19



 滋賀県草津市で2件の取材を終え、京都経由で、大阪道頓堀にたどり着いたのは、午後7時半すぎ。お目当ての「くいだおれ」前は、こんな感じ。写真左側にはさらに携帯片手の一群がいた。で、写真右側の食いだおれの店前も長蛇の列、列、列。えらい繁盛ぶりだった。


 友人Sと待ち合わせたものの、「食いだおれ」初体験は断念。
 で、連れて行かれたのが、御堂筋を渡ってすぐの「久乃家(ひさのや)」。道頓堀の喧騒が嘘みたいな静けさ。どんより暗い店内。土曜日の午後8時前の時間帯で、お客は俺たちふくめて3人。ウエイトレスは着物姿の70代で、店主はその娘さんか、50代後半から60代。すき焼きの「松」1人前3000円をそれぞれ頼んで、生ビールの御代わりを頼もうと、友人の勧めでテーブル横の紐を引っ張ると「ゴ〜〜〜ン」


「・・・・・・ゆく年くる年か」とオレ。
声を出さずに苦笑する友人。どうやら、この店に連れてきた理由は、この鐘の音ゆえだったらしい。さすがはS、大阪人一流の「おもてなし」精神。しかも、その鐘の音で目の前に現われるのが、和服姿の70代ウェイトレスというオチ付き。「エロカワ」ならぬ、「オモロコワ」(おもろいけど、ちょっと恐い)な世界。ビバ大阪!(つづく)