築地・虎杖裏店の海鮮ひつまぶし〜夢見心地の一品

rosa412008-06-07



 夢見心地の味、そう言う他ない。それに「ひつまぶし」といえば、ウナギしか思い浮かばない人はかわいそうだ。先日、ひさしぶりに築地・虎杖裏店に夫婦で出かけた。ここの海鮮ひつまぶしは2回目だが、最初以上に感動させられた。一見、散らし寿司風だが、海鮮以外の余計なものは入ってない。


 まず、ウニを一方に寄せておいて、残りのマグロやらに、わさび醤油をさっとかけて、それぞれの茶碗に盛る。これも美味(おい)しい。2杯目は、店員さんが、残りのご飯に、ウニを気合を入れてかき混ぜてくれる。これがもう、ウニが効いた濃厚な海鮮リゾットみたいで、うまい!
 ここから「おいしい」を越えて、「うまい」エリアに突入する。つづいて、少し待つと、ダシ入りほうじ茶が運ばれてくる。これを、残りのリゾットにさらっとかけ、ふたたび、ワサビを添えてお茶漬けで締める。ウニの甘みとワサビが溶け合い、大人の極上のお茶漬けが口の中だけに止まらず、汚れた心まで洗い流してくれる。あ〜っ、生まれてきてよかったという気持ちに包まれた。


 それ以外にも、本マグロのアゴ肉焼きや、豆腐の味噌漬け(カマンベールとトウフヨウの中間みたいな絶品珍味!)などなどを満喫。基本は、美味しいものと酒好きなお父さんご用達の店なんだろうが、女性客も多かった。