カボチャの天使の甘み〜食欲の秋がやってきた(1)

rosa412008-09-26



 口にふくむと、実がとろけていく食感と上品な甘みが広がる。
まさに天使の甘み!カボチャ煮がうまくできたときは、そんな気持ちに満たされる。いい文章が書けたときと同じか、それ以上の充実感。「おれって、もしかして料理の天才!」、そんな錯覚の大海にぽちゃぽちゃ浮かんでしまいそうになる。「ポニョ、幸助、大好き!」と、カップの中で何度も回転するかのような勢い。


 まず買物に出る前に、昆布を切って水につけておく。
 戻ると、カボチャを一口大に切り、火の通りが良くなるように適当に面取りをして、しょう油と砂糖と水を適量煮立てたところに、皮側の下にして入れる。落し蓋(ぶた)と鍋蓋をして、強火で8分。あとは、蓋をしたまま余熱で煮ると、サルでもできる絶品カボチャ煮が出来上がる。


 つづいて、大好きな小松菜と揚げの煮びたしと、揚げとネギとワカメの味噌汁。30分ほど水につけた昆布は、いい濃くをすでに出している。目分量で入れた味噌で味がぴたりと決まると、気分はさらに良くなる。仕上げにインカの塩を少々入れて味をまとめる。約1時間で3品と、手際もまずまず。メインは、ス―パ―で買ったサンマのフライ。めずらしく、奥さんにほめていただく。