寄せ植えの教え

rosa412009-05-31



 かつて「芸能人は歯が命」というテレビCMがあった。
 それにならえば、今年の賀状にも書いたのだけれど、「植物は根が命」。外出先で見つけた小さな葉ものが、けっこう育ってきたので大きな鉢に移したり、寄せ植えにする。


 写真右側のクッカバラは南米産。強靭な生命力でどんどん大きくなり、鉢が小さすぎて、ちょっとした風でよく倒れる始末。それで大きな鉢に移した。鉢から引っ張り出すと、もう太い根や繊毛みたいな根が鉢にそって、びっしり伸びていた。根っこだけでそのまま鉢代わりになりそう。こりゃ伸びるわ。
 さすが南米産は、植物も女性もたくましいとあらためて痛感する。


 一方、写真左側の寄せ植えは、和名で「乙女の髪」と呼ばれるワイヤープランツの繁殖力がすごい。小さくて丸い緑葉のもの。これも、他の葉ものに比べると、細い根っこがおびただしかった。この鉢でもおそらく淘汰がおこり、適者生存が見られるはずだ。ひとつの檻(おり)で複数の肉食動物を飼うのにも似て、かなり残酷な行為でもある。