川田修『かばんはハンカチの上に置きなさい』14刷り決定

 自分の気持ちや、自分の環境を何かしら変えたいときに、人は本に手を伸ばす。何かを強く求める気持ちがあるからこそ、本のある一節や一文が、その人の心の純粋でナイーブな場所にふれる。


 縁もゆかりもない人同士が、本という紙の束を通して何かを共有する。人は誰かに惹かれるように、本にも心惹かれる。目に見えない何かが伝わる、あるいは直感する。デジタルでも、紙であっても、その基本は変わらない。自分の仕事の役立ち感がとても見えづらい今、そういう意味で、出版という仕事はやはり恵まれている。


 川田さんの本の14刷りが決まった。
 昨年8月に出版され、ひと月に2度の増刷もふくめて、、今年5月まで毎月つづいていた増刷がいったん止まった。さすがに、もう打ち止めかと思っていたら、この日、14刷りが決まった。7万部を超えることになる。今年に入ってもまだアマゾンの読者レビューは書きつづけられていて、もう35本になっている。

かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルール

かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルール