しまなみ海道サイクリング(2)

 最初はおもしろがって、デジカメで撮影ばかりしていたのだけれど、だんだん怖くなってきた。だって頭上をトラックなどが通ると、自転車&バイク&歩行者道がかなりグラグラとゆれるから。


 しまなみ海道とは、広島・尾道市愛媛県今治市の間にある6つの島を鉄橋でつないだ、日本初の海をわたる自転車・歩行者道。
 これは、その最初の鉄橋で、向島因島をつなぐ因島大橋でのこと。上が自動車道で、下の写真の左側が自転車&バイク道、右側が歩行者用道路。ご覧のとおり、自転車とバイク共用道はたいして広くない。そのためバイクとすれ違うのも、けっこう緊張する。自分のハンドルがブレれば、バイクと接触しかねないせいだ。


 また、最初の写真を見返してほしい。
 鉄橋の下に見えるのが、従来の自動車&サイクリング道。この高低差を埋めるには、鉄橋に辿りつくまでにかなりぐるぐると道を上らなくてはならない。マウンテンバイクにいちおう変速機はついているのだけれど、しまいには炎天下での立ちこぎになる。
 おのずとハァーハァー、ハァーハァー、ハァーハァー言いながら上(のぼ)りに上った。鉄橋以外でも、けっこうアップダウンがあり、そこでも立ちこぎを強いられ、汗が吹きだし、体力をうばわれ、喉がかわき、顔がゆがみ、しだいにアホオジサンの夏休みっぽくなっていった。