篠宮龍三著「ブルーゾーン」(牧野出版)
- 作者: 篠宮龍三
- 出版社/メーカー: 牧野出版
- 発売日: 2010/08/01
- メディア: 単行本
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以前、テレビで彼のドキュメンタリーを観ていて惹かれた。独特の言葉をもっている人だった。先日も、大貫妙子さんのDJをつとめるFM番組をつけたら、彼がゲストで出ていて、この本をもとに大貫さんがインタヴューされていた。
借り物ではない、その人からしか出てこない言葉。
そんな独特な世界で生きている、あるいは生きてきた人が世の中にはいて、商売柄か、生来の気質なのか、それを持っている人には心のアンテナが反応してしまう。たとえば、こんな感じの一節とか・・・・・
フリーダイビングは、生きながらにして、死を体験するようなところがある。
死と隣り合わせで海に潜り、やがて極限に達すると、陸という生にむかって還っていく。1回のダイブは、象徴的な輪廻転生なのだ。
上記「ブルーゾーン」より抜粋