約300キロの脱穀完了!

「う〜ん、だだちゃ豆より、味が濃くておいしいね」
 田んぼから戻ってきて、初収穫した地大豆(小糸在来)をさっそく茹でてみた。それを味見した奥さんの一言に、おもわずニンマリ。


 だからさぁ、日本には300種類の地大豆があると言われていてさ、戦後、アメリカ大豆の一大消費国に貶められる前はさ、全国各地でそれぞれの土壌に合った大豆が作られていたの。これは、かつて千葉県君津川流域で収穫されていた大豆でね・・・・・・・。
 日頃の低姿勢を跳ね返さんばかりの勢いで、ウンチクをたれる気弱な亭主。奥さんの言う通り、大豆の甘みがほんのり口の中に広がる、これは贔屓目ではなく実際に甘かった。採れたて、無農薬、このところの雨で雄々しく膨らんでいた。


 一方、お米のほうは9日早朝6時半から作業開始で、9時すぎには脱穀終了。小雨降る中、干していた稲束をあまり濡らすことなく、30m×20mの田んぼで籾殻(もみがら)300キロを無事収穫。精米したら、200キロ程度にはなるという。袋詰めした籾殻は、天気のいい日に天日干しして、水分量を下げてから、籾摺すれば玄米になる。地元農家さんから、合格点をいただいた。5人チームで、まったりとした達成感と脱力感にひたり、最寄の露天風呂につかり、昼食をとり、宿舎に戻って軽くビール飲んで、晴れ晴れと昼寝。
 グラッチェ!グラシャス!謝謝(シャジャ:上海語)!