納豆とじつによく合う七分精米

 ようやっと昨日、近所のお米屋さんで、初収穫した玄米30キロ中12キロを精米してもらった。いかにも善良そうなお米屋さんに相談して、白米9キロ、七分精米3キロにしてもらった。精米は1キロ50円で合計600円。


 薄茶色の種皮がついた玄米は、精米することで種皮と胚乳(でんぷん)を合わせた糠(ぬか)と、白米に分けられる。玄米そのものは栄養価が高いが、普通の炊飯器では炊くのが難しく、かなりしっかり噛まないと消化吸収しにくいという短所もある。一方の白米は、胚乳以外を取り除いてしまうので、食味はよくなり、消化吸収もしやすくなるといわれる。


 しかし、せっかく玄米で収穫したものなので、「米本来の味がする」という七分精米(糠と胚乳の七割を除去すること)を3キロにしてみた。こっちのほうが、白米よりビタミンB1が多く栄養価は高い。

 この少し黄ばんでる感じが、糠三割を思わせる。鼻を近づけるとプーンと糠っぽい香りもする。1時間半ほど水につけてから炊いたせいもあって、ゴワゴワした感じはなく、食べやすい。意識的によく噛んでいると、お米の甘みがじんわりと口の中に広がる。なにせ無農薬米だからね。これが、よくかき混ぜた納豆とすごく相性がいいことを発見!


 結局、ヒルや蚊が嫌だからと一度も田んぼに来なかった奥さんも本物っぽくて、おいしいという。まっ、気に入って食べてもらえてホッとする。まずいなんて言われたら、田んぼでたんまり流した汗と涙の甲斐もないし。次は、玄米と五分精米にもチャレンジしたい。
(上海デイズで印象に残った食べ物などは、10月分のブログに随時アップしていきますので、悪しからず)