丹羽順子著『小さいことは美しい シンプルな暮し実践法』（扶桑社）

「小さいことは美しい」 シンプルな暮らし実践法

　丹羽さんから初めての著書を送っていただいた。一筆箋で簡潔だけれど、誠実な人柄が薫る御礼が書かれてあった。昨秋、私が彼女をふくめて５人の記事を、週刊誌の「減速生活者」特集で書いた。それがきっかけで、彼女に著者出版の話が舞い込んだためだ。

　まだ読み始めたばかりだが、人口減と高齢化が進み経済が縮んでいく時代の、働きなおし方、暮しなおし方が、彼女らしい視点から書かれている。「ライフとワークは同じもの」とか、「収入も支出もダウンシフトで贅沢な生活」とか、まだまだ「えっ？」という人が多いだろうけれど、今の不景気が５年もつづけば常識になる。

　ちなみに、丹羽さんのことは、今月15日発売の『望星』に掲載予定です。ご興味がおありの方はご高覧ください。