無農薬米32キロ収穫の巻

 6日(日)、先に仲間が脱穀してくれたお米を玄米にするために、農家さんに籾ずりをお願いした。結果、去年の半分の面積の田んぼから、去年より少し多いお米を収穫できた。だがコシヒカリの食味は、去年に比べるとやや落ちる。


 大きな要因は、今年新たに開墾したため、去年に比べて雑草が格段に少なかったこと。その分、雑草抜きの作業も大幅に軽減され、原発事故での中断をはさんでも、なんとか収穫までこぎつけられた。他の田んぼで放射能検査の結果、5ベクレルと基準値の20分の1と判明。ダメ元で田植えをして、ここまで来てよかったと思う。


 反面、お米の代わりに、未開墾地に大量に植えた二種類の大豆が他の雑草に負けたり、収穫時期を逃したりしたせいか、スズメの涙ほどの量しか収穫できずじまい。味噌づくり計画は、来年に持ち越された。


 炊きたての新米と、茹でたての二種類の大豆、それに自家製ぬか漬けの大根を味わう。自分でできることを少しずつ増やす、そのステップを確実に踏めている実感がこみあげてきた。
 食料自給にはもちろん程遠いけれど、ド素人なりにお米と大豆を二年連続でつくれたこと。こんな泥遊びの楽しみを分かち合える仲間に恵まれたことの幸運を、すなおに喜びたい。