サティシュ・クマールの言葉(1)明治学院大学

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)

 すでに1970年代に、化石燃料の枯渇を予測して、小さな経済への回帰を主張していた、ドイツ人経済学者シューマッハー。その愛弟子サティシュ・クマールの上映会&講演会に出かけてきた。300人の会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり。そのユーモラスだけど鋭利で、本質的な言葉のシャワーを目一杯浴びることができて、よかった。


「たとえば、私の泊まっているホテルには、フランスのアルプスから採られた水が入ったペットボトルが備えられています。インドでは、日本は水が豊富な国として知られているのに、どうして日本のホテルは、日本アルプスで採れた水のペットボトルを置かないのでしょうか。
 わざわざ、フランスから大量の石油を使って水を買わないといけないんでしょうか。経済界は効率至上主義みたいなことを言ってますが、これは効率的でしょうか?皆さん、どうか洗脳されないでください。 」


 何回かに分けて、彼の言葉をアップしていきます。