2009-05-09から1日間の記事一覧

川端康成『舞姫』(新潮文庫刊)(1)

川端作品の中でも、この『舞姫』は完成度が高い。この人は「ひらがな」がすごい。少し長くなるが、抜粋引用してみる。時代は終戦後、米軍のジープが皇居周辺を右往左往していた頃。 以下は親子4人の会話で、矢木が学者で父親、波子が元花形バレリーナで母親…