2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の声で 自分の唄を(3)〜ベルギーフレンチ「ambiance」(中目黒) 

先のバレンタインデー・ウィーク。日本テレビの朝のワイドショーに、中目黒「ambiance」のオーナーシェフ初登場!大平史人くんが、「ヨン様似のイケメンシェフ」の字幕つきで紹介(^^)。ベルギー仕込みのチョコレートをテーマにした、彼のディナーが取り…

自分の声で 自分の唄を(2)〜包帯パンツという夢 

ひとつの流れに導かれる、そんな仕事がときどきある。 先日、日経MJ紙で、包帯パンツという新しい商品の記事に目が留まった。綿素材に包帯の形状を加えた新素材で、高い伸縮性と通気性を実現した新製品。その数日後、田町「ヌースフィア」のオーナーMLに…

自分の声で 自分の唄を(1)〜映画『ミリキタニの猫』と友人カメラマンの縁(えにし)

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写真は軽々と国境をこえる。 先日、東中野ポレポレ坐での土田さんのトークショーに、友人のカメラマンを誘った。去年、写真展の告知をした佐藤さんだ。再会した彼から、こんな話を聞かされた。先の写真展に、ある人がやってきた。その人は、米国9・11直後…

生き物としての元気(4)いのちを主体的に握り返す

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「仕事も、家事も、育児も、気がついたら全部『〜〜しなければいけない』ことばかりで、それがとても息苦しくなって、何か、自分がしたいと思うことを始めてみたくなったんです」 ひさしぶりに再会した彼女は、そう話した。東京マラソンの約1ヶ月前だ。 そ…

生き物としての元気(3)〜大河の一滴としての歓喜 

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あの靖国通りの4車線を、ランナーが占拠しながら走っている光景は壮観だった。そのとき、かつて進路に悩んでいた20代前半、逃げ出すように出かけた中国・揚子江の広大な河面が、ぼくの脳裏に鮮やかによみがえった。あの大河の悠々たる流れと走る人たちの…

生き物としての元気(2)〜自分をほめてやりたい 

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その嬉しさを説明する。 Hさんの治療院を初めて訪れたのは去年9月。夏の運動しすぎがたたり、右腰痛で歩くのもままならなかった頃だ。突然の激痛に恐怖心がつのり、全身が過度な緊張で強ばり、自分でもコントロ―ルできなかった。「普通に歩いてください」…

生き物としての元気(1)〜見えない傷み 

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いたっ、痛たたたっ・・・、ああ痛〜ぁ。 それは予想外の激痛だった。マラソン翌日、取材前にあるマッサージ治療院に出かけた。肩から腰、そして太腿の裏側を揉んでもらっていたときだ。筋肉の奥に隠れていた、それは強烈な痛みだった。 その朝、疲労回復の…

東京マラソン、無事完走!〜目標タイムぎりぎり4時間25分 

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絶好のマラソン日和でした。 それに負けないぐらい沿道の熱い声援、一般の方々からの飴やお餅やバナナの提供、ボランティアスタッフの献身的な支援。 それらのすべてが、本当に素晴らしかった。普段は、人が倒れていても無視して急ぎ足の人しか見ない東京で…

カウントダウン〜いよいよ、明日は東京初マラソン!  

Run

あかん、いかん、あかん・・・・・・。表面上は普段と同じはずなのに、おれ、興奮してるわ。 ねっ、眠りが浅い。一昨日は、午後11時に寝たら、午前1時半、4時と2回も目が覚めた。昨日は芋焼酎のお湯割り飲んで、午前1時に寝たら、朝6時には目が覚めた…

東京マラソンEXPO〜増田明美と天城越え 

Run

午前中にひと仕事片付けて、お台場のビックサイトへ。2日後の東京マラソンのゼッケンなどを受けとりに出かけた。新橋から「ゆりかもめ」に乗らなくても、新宿から「りんかい線」直通の電車がある。あるいは、大崎から「りんかい線」へ乗り換えると、100…

違う鏡に映ると、同じものが違って見える、そして違いが見える 

周縁(あるいは少数者)から見た方が、その中心(あるいは多数派)はよく見える。 漠然とだけれど、ぼくは今までそういうスタンスで、仕事をしてきた。ただ、先日、愛読する東京新聞のインタビュー記事を読んでいて、志向そのものは似ているけれど、まるで違…

最後の皇居練習、無事終了 

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昨日の降雪が嘘みたいに、皇居周辺はどこにも雪が残っていなかった。ちょっと残念。それだけ気温が上がったということだろう。たしかに多少風はあったが、身体が冷えるほどではなかった。長袖シャツと、17日用に買った防風用のオレンジ色パーカー。ランニ…

「安直」の代償〜見えない毒の行方 

新聞記事のスクラップを整理していて、ふと手が止まった。 大阪府知事選挙についての東京新聞の論評記事で、地方における政党の機能不全を指摘していた。 (中略) 政党は有権者の声をすくい上げて政治に反映させるだけではなく、政治の担い手を供給するとい…

大人の時間(1)京都「はれま」のチリメン山椒〜その芳香を味わえる年齢 

子供の頃、蓬(よもぎ)や茗荷(みょうが)が苦手だった。 京都府中部にあるオフクロの実家に行くと、茗荷と揚げの味噌汁がよく出てきた。しかも京都の汁物は薄味で、茗荷のあの苦辛さがよりダイレクトに舌を刺し、罰ゲームさながらだった。 たぶん、ぼくの…

大人の時間(2)土田ヒロミVS四谷シモン対談〜みずからの欠落感をおぎなう行為としての創作 

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四谷シモンさんの人形の変遷が、プロジェクターで映される度に、会場は、ねっちゃりとした空気がさらに濃くなっていく。 しかも、その会場に並べられているのは、土田ヒロミさんが80年代に撮影された美しきゲイたちの、夜の街灯に群がる多彩な蛾を思わせる…