自分の声で 自分の唄を(2)〜包帯パンツという夢 

rosa412008-02-26

 ひとつの流れに導かれる、そんな仕事がときどきある。

 
 先日、日経MJ紙で、包帯パンツという新しい商品の記事に目が留まった。綿素材に包帯の形状を加えた新素材で、高い伸縮性と通気性を実現した新製品。その数日後、田町「ヌースフィア」のオーナーMLに、オーナーのNさんから「包帯パンツを発売しました」という告知がアップされた。そこには、大手セレクトショップユナイテッドアローズ会長との秘話も明かされていた。偶然のような必然をぼくは感じた。


 企画を提案してOKをもらった。実際に取材してみると、予想以上にドラマチックな物語があった。昨年来、しょぼい男たちばかりが世間を騒がせているが、まだまだ魅力的な男たちがいることもうれしかった。
 約5年間の試行錯誤を費やした、オンリーワンのモノづくり。それを夢見た男の情熱に伝染した男たちがいて、ユナイテッドアローズでも、伊勢丹新宿本店でも着実に売れている。そう、世の中はまんざらでもない。自分の声で、自分の唄をうたっている人たちがいる。「nikkei BP-net」で、3月6日に前半部分が公開予定。