2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『コートドール』(港区三田)マンゴーのババロア三変化

29日(木)に、三田の仏料理店『コートドール』でランチ。3日遅れの、ぼくの誕生日記念ということで出かけた。約2年ぶりか。あんまり仏料理って顔でもないんだけどね(^^;)。まっ、誕生日という”ハレの日”なんで許して。 この日のランチメニューは、フ…

『en-taxi』6月号(扶桑社刊)〜角川春樹大特集「慈悲と無頼の栄光の刻」

宮沢賢治像だ。盛岡市材木町にある430mほどの通りは、別名「いーはとーぼアベニュー」と呼ばれる。この通り沿いにある光原社は、かつて宮沢賢治著『注文の多い料理店』を出版した会社で、現在は民芸品店とカフェを運営している。その通りに、この賢治像やセ…

演劇実験室◎万有引力版『毛皮のマリー』(亀戸カメリアホール)

撃ち落とすべき標的を失ったピストルは、ただの鉄のかたまりにすぎない。残された手段は、まるで別の物へ加工するか、あるいは昔語りの道具として、丹念に磨き上げてコレクションにしてしまうか。それ以外の用途をぼくは思いつかない。 今回、故・寺山修司が…

安室奈美恵評に見る、韓国の「反日」と「克日」の軌跡(1)

デジタル朝鮮日報を見ていたら、今日の午前中は日韓首脳会談と、オリンピック代表の日韓戦などの記事にまじって、安室奈美恵の来韓公演のステージ評が出ていた。http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/05/20/20040520000056.html 知人の音楽評…

『櫻よ〜「花見の作法」から「木のこころ」まで』佐野藤右衛門(集英社文庫)

もう10年近く前の話だ。北海道美唄市に住む、樹木医の中内さんに会いに出かけたことがある。NHKで毎週金曜午後11時放送の「ドキュメントにんげん」に彼が出ていたのを観て、この人に会いたいと強く思ったからだ。仕事ではない、五月の連休を利用しての個人旅…

耳鳴りの効用

深夜0時頃、奥さんと二人で近くの遊歩道を30分弱ほど歩いてきた。すでにジジババな二人は、近所の整骨院仲間でもあり、そこの先生から夫婦で20分以上歩くことを勧められている。耳鳴り発症がきっかけだが、それについては前の日誌を(id:rosa41:20040628) 先…

ジェンキンスさん入院は”人道”作戦?!

なんか唐突じゃないか。インドネシア入国時はしっかり自分の足で歩いていた、ジェンキンスさんの松葉杖のことだ。帰国時の1円JALチャーター機のタラップを降りてくるときは、もう松葉杖姿で、かな〜り弱々しげだった。あれって演技じゃないか。 仮に本当…

青山ブックセンター破産の申し立てを受け、南青山本店など閉店

右アンテナの茂木健一郎さんの「クオリア日記」(今日付け)を見て、このニュースを知った。16日夕方、青山本店、六本木店などは閉店したらしい(新宿ルミネ店など、一部店舗はとりあえず営業継続中という)。そのため25日の茂木さんのトークショーも中止・…

テオ・アンゲロプロス&池澤夏樹『THEO ON THEO』

鷲を思わせる鋭い眼ざしと、その野太い低音の声。いざ話し始めると、アンゲロプロスは70歳目前とは到底思えない精気を放つ。 今回の映画祭でワールド・プレミア上映された『THEO ON THEO』は、彼の映画の日本語字幕担当である、作家の池澤夏樹が、ギリシャ事…

テオ・アンゲロプロス『こうのとり、たちずさんで』

生まれて初めて観たアンゲロプロスの映画が、マルチェロ・マストロヤンニ主演の『こうのとり、たちずさんで』だった。91年制作だから、おそらく11、12年前のことで、当時のガールフレンドと一緒に出かけた。でも映画終了後、自分一人が堪能していて、彼女は…

テオ・アンゲロプロス『狩人』〜隠喩的シーンの多さに居眠り

マイッた。上映途中に、居眠りしちまった(^^;)。多少疲れていたせいもあるが、映画に食傷したせいも半分ある。 1976年、狩猟に出た6人の男たちは、雪山で一人の死体と遭遇する。30年近く前の内戦時代のゲリラ兵の死体だった−その導入から、その6人の…

参議院選挙後の、意見いろいろ

選挙ネタがらみで、左のアンテナを見る。まず笑ったのは、勝谷さんの日誌。 「(選挙結果でその都道府県の民度がわかるとした上で)高速外道に堂々の圧倒的な勝利をくれてやる島根県民の皆様。平壌でこの国の恥をばらまいてきた売国官房副長官にまた、6年間…

テオ・アンゲロプロス『旅芸人の記録』〜もっと強く愛するための方法

映画祭2日目。アンゲロプロス監督『旅芸人の記録』を観ながら、エゴン・シーレが描いた自画像のことが頭にうかんだ。 僕の仕事部屋の、机の前に張られたカレンダーの上にもシーレの自画像が飾ってある。オレンジ色のシャツと、青に緑を少し混ぜたような薄汚…

テオ・アンゲロプロス監督作品『再現』〜長編デビュー作にみる<原形>

今日からテオ・アゲンロプロス映画祭が、東京・国際フォーラムD1で開幕。彼の12作品がまとめて観られる映画祭は、世界で初めてらしい。前の日に電話したが、すでに今日のチケットは完売していた。(といっても全130席なのだが)当日券のキャンセル待ち…

『櫻よ「花見の作法」から「木のこころ」まで』佐野藤右衛門著 聞き書き小田豊二(集英社文庫)

自分がどれほど物事を知らないのか。他人(ひと)に話を聞くことを仕事にしていると、時折、それを嫌というほど痛感させられる。いや知識だけではない。見ること、食べること、聞くこと、話すこと。正確にいえば、そのどれもが僕は曖昧で、実にいい加減だ。 …

「テオ・アンゲロプロス」映画祭が今月10日から

右アンテナ「REAL TOKYO」で発見。「テオ・アンゲロプロス」映画祭今月10日から16日(東京・国際フォーラム ホールD1) http://www.pia.co.jp/pff/angelopoulos/index.html 劇場未公開作品や、作家の池澤夏樹が監督にインタビューしたものをまとめたド…

茂木健一郎トークセッション予約

左アンテナの「茂木健一郎のクオリア日記」を読んでいて、今月25日(日)の彼のトークセッションがあることを知る。会場は表参道の青山ブックセンター(に隣接している一室)。さっそく電話すると、ぜんぜん余裕みたいだった。先日の後藤繁雄氏トークショーに…

月刊『潮』特集「スモール・カンパニーの底力」

今週発売された月刊誌『潮』の大特集「スモール・カンパニーの底力」で、長野市のハイテク企業(株)アールエフ社の記事を書きました。世界初のカプセル内視鏡「NORIKA」を開発した企業の短いルポ記事です。ご興味がおありの方は立ち読みでもして、ご感想を…

「どれだけできないか」と向き合う方法

大学時代の友人から手紙がとどいた。その中にこんな一節があった。 「忙しくて、昼休み時間に走れなくなったので、最近は、就業後に着替え、デイパックに荷物を詰め込んで、自宅最寄駅から家まで多少遠回りして走るようにしているのですが、この暑さになりま…

「パロディを党は承諾していない」って何?

深夜の仕事部屋で、一人笑ってしまう自分はちょっとサビシイ。でもきのうは、少々得した気分でもあった。右アンテナにある勝谷誠彦さんの日記今月3日号で、マッド・アマノさんの以下の作品「参院選版 リコール!小泉鈍一郎」を見つけたからだ。 http://www.…

銀座コージーコーナーのフレッシュ・ゼリー・”フラペチーノ”

かなり風は吹いているのに、湿度の高い、ヤな感じの一日だった。こういう日に家でシコシコ仕事しなきゃいけないときは、チョロチョロっとやってから、まず一時間ほど筋トレやってドバーッと汗をかく。で、ぬるめの風呂に入る前に、冷凍庫からカチンカチンに…

『庭で泣く』(第一話)京都・大徳寺竜源院「竜吟庭」〜「ただただ、己が恥ずかしい」

さっき、BSハイビジョンで、明治を代表する作庭家・七代目小川治兵衛(じへい)の生き様と、その庭を紹介する番組を観た。琵琶湖を模した池を配した京都東山の洛翠(らくすい)のミニマリズムなど、山縣有朋ら明治のリーダーたちのスポンサードを受けなが…

『サンダーバード』実写版映画、8月世界同時公開

右アンテナのfrat.jp「特ダネ掲示板」で、「サンダーバード」実写版映画の8月公開を知った。http://www.rbbtoday.com/news/20040629/17273.html オレ、ガキの頃、深緑色の2号機のプラモデルを持ってた。その都度、任務に必要なマシーンを収納して飛び立つ…